楽天トラベルクーポンが気になるけど仕組みも違いもよくわからない！というあなたのために、これまでの「商品券」や「宿泊ギフト券」との違いを解説します。
違いが視覚的にわかるように、一覧表にしていますので是非参考にしてください。
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この記事の監修者
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元大手ふるさと納税ポータルサイト運営／リードクリエーション株式会社 代表 新宮 秀也 ふるさと納税のポータルサイトを運営する企業で4年間勤務経験あり。月間GoodsPress（グッズプレス）にて、ふるさと納税についてのインタビューが掲載。数年間にわたり祖父のふるさと納税（年間100万円）の寄付を手伝った経験から、返礼品の魅力に魅せられています。各ポータルサイトの利便性の悪さを痛感し、ためになる情報をまとめています。地域活性化を目指し、より良い返礼品情報をお届けします。 |
楽天トラベルクーポンはふるさと納税でもらえる宿泊クーポン券
| 券名 | 対応ホテル数 | 差額の支払い | 現地の観光利用 | プランの自由度 | 還元率 |
| 楽天トラベルクーポン | 大 | クレジットカード払い可能 | 不可 | 高い | 30% |
| 寄付感謝券（商品券） | 小 | ホテルによる | 可能 | 高い | 30%〜 |
| 宿泊ギフト券 | 中 | ホテルによる | 不可 | 低い | 30%〜 |
ふるさと納税でもらえる商品券・ギフト券はこれまで大きく分けると2種類でした。
1つ目は地域で多目的で利用可能な「寄付感謝券（商品券）」もう一つは、ホテル宿泊のプランに利用できる「宿泊ギフト券」です。
ここに新しく「楽天トラベルクーポン」が加わりました。
楽天トラベルクーポンとは、楽天が運営している旅行サイト「楽天トラベル」で利用できるクーポンになります。
ふるさと納税の返礼品として、寄付金額の30%分の楽天トラベルクーポンがもらえます。
「楽天トラベルクーポン」vs「宿泊ギフト券」を比較！
まず疑問に思うのが、「宿泊クーポン」と「宿泊ギフト券」何が違うのか？という点かと思います。
宿泊ギフト券は、あらかじめ決まったプランを選択してふるさと納税を行い返礼品としてもらう宿泊券になります。
宿泊クーポン（楽天トラベルクーポン）は、ホテル宿泊金額から割引を得られる返礼品になります。
「宿泊ギフト券」と比較した「楽天トラベルクーポン」のメリット
「宿泊ギフト券」と比較した「楽天トラベルクーポン」のメリットは、選択肢が多く自由度が高いという点です。
宿泊ギフト券は、あらかじめ決められたプランの中から選択する形式ですが、楽天トラベルクーポンは、通常のホテルや旅館を予約サイトで予約する形とほぼ同じ形式で利用先を決められます。
楽天トラベルクーポンを利用することで、通常楽天トラベル経由で予約する際に寄付金額に応じて割引を受けられるという流れになります。
「宿泊ギフト券」と比較した「楽天トラベルクーポン」のデメリット
逆にデメリットは、還元率が低い（コスパが悪い）ということです。宿泊ギフト券はホテルや旅館側がプランを決めるため、通常の定価よりも還元率が高い（コスパが良い）返礼品があります。※
※ なぜ宿泊ギフト券は還元率が30%以上のものがあるのかというと、コロナの影響等で大打撃を受けたホテルや旅館などが、空いた部屋を格安でも利用し地域の良さを体験して欲しい！という思いから結果コスパの良い返礼品になっています。
「楽天トラベルクーポン」vs「寄付感謝券（商品券）」を比較！
「寄付感謝券（商品券）」はふるさと納税初期からあった人気の返礼品の一つです。
寄付をした地域の「飲食店」や「雑貨屋」さんなど、幅広く利用できるというのが人気の理由でした。
そんな「寄付感謝券（商品券）」と「楽天トラベルクーポン」を比較してメリット・デメリットを解説します！
「寄付感謝券（商品券）」と比較した「楽天トラベルクーポン」のメリット
まず「寄付感謝券（商品券）」と比較したメリットですが、差額をクレジットカード決済ができるということです。
楽天トラベルクーポンは、楽天トラベルで予約する際に利用しますので、差額があった場合クレジットカード決済が可能ですが、「寄付感謝券（商品券）」は現地のホテルや旅館などで差額が発生した場合はクレジットカード決済できない可能性があります。
現金を持たない主義の方に関しては「楽天トラベルクーポン」のメリットを感じると思います。
「寄付感謝券（商品券）」と比較した「楽天トラベルクーポン」のデメリット
逆に「寄付感謝券（商品券）」と比べた「楽天トラベルクーポン」のデメリットは、使用用途がホテル・宿泊費用にしか使えない点です。
「寄付感謝券（商品券）」であれば、地域の居酒屋さん、お酒屋さん、お土産屋さんなど提携しているお店であればどこでも利用できます。
ふるさと納税の返礼分は宿泊代で全て消費するという方は「楽天トラベルクーポン」が良いですが、現地で多目的に利用したいという場合は「寄付感謝券（商品券）」の方がいいですね。
楽天トラベルクーポンの利用方法を4ステップ解説
- クーポンを選ぶ（どの自治体にいくら？）
- 寄付（ふるさと納税）をする
- クーポンを獲得する（決済日より2〜3日後）
- クーポンを利用して予約する（付与後89日以内）
楽天トラベルクーポンは、「どの自治体」に対して「いくら」寄付をするのかを決めることがキモです。
寄付（ふるさと納税）後、クーポンが付与されますが、そのクーポンが適用されるのは、寄付をした自治体の宿泊施設のみですので注意が必要です！
例えば、京都市に寄付をした場合、京都市内で楽天トラベルに掲載されているホテル・宿泊施設の中から希望の場所を選択し、利用総額に対してクーポンで割引を適用できるという流れです。
寄付後2〜3日後にクーポンがmyクーポン付与されます。
クーポンが付与されるとこちらのmyクーポンサイトに反映されます。
楽天トラベルクーポンの対象自治体一覧
現在の楽天トラベルクーポンを実施している自治体をご紹介します。
2021年12月現在、参加数は50自治体です。
- 北海道
函館市／旭川市／釧路市／北見市／網走市／紋別市／名寄市／千歳市／深川市／登別市／伊達市／知内町／倶知安町／岩内町／東川町／南富良野町／枝幸町／利尻富士町／斜里町／白老町／洞爺湖町／士幌町／上士幌町／足寄町／厚岸町／弟子屈町／別海町／羅臼町 - 青森県
五所川原市／鰺ヶ沢町／深浦町 - 岩手県
花巻市／一関市 - 宮城県
大崎市 - 秋田県
大館市／男鹿市／北秋田市／仙北市 - 山形県
山形市／米沢市／鶴岡市／酒田市／尾花沢市／南陽市／大蔵村 - 福島県
郡山市／二本松市／天栄村／磐梯町／猪苗代町
要注意！楽天トラベルクーポンの利用期限は89日！
- 予約：クーポン配布日から89日以内
- 宿泊：クーポン配布日から180日以内
楽天トラベルクーポンを利用する場合、期限があるので注意が必要です。
予約の期限は、クーポンが配布されてから89日以内。宿泊の期限は、クーポン配布後180日以内にチェックアウトが必要です。
おおよそですが、クーポン配布後約半年間の期限がある計算になります。逆を言うと、寄付をしてから3ヶ月近くはどこの宿泊先にするか決める時間がありますし、宿泊は半年後で大丈夫と言うことですね。
ただし、利用期限がすぎるとシステムで自動的に利用不可となってしまいますので注意しましょう！
まとめ
今回は楽天トラベルクーポンについて、「特徴」や「メリット・デメリット」を徹底解説しました！
以前から人気の「宿泊ギフト券」や「地域感謝券（商品券）」などとの違いを一覧表で解説するなど、視覚的にもわかりやすいように工夫しましたのでぜひチェックしてみてくださいね。
| 券名 | 対応ホテル数 | 差額の支払い | 現地の観光利用 | プランの自由度 | 還元率 |
| 楽天トラベルクーポン | 大 | クレジットカード払い可能 | 不可 | 高い | 30% |
| 寄付感謝券（商品券） | 小 | ホテルによる | 可能 | 高い | 30%〜 |
| 宿泊ギフト券 | 中 | ホテルによる | 不可 | 低い | 30%〜 |
コロナ禍の影響で、特に地方の観光業は大打撃を受けました。
老舗旅館が次々と倒産するなど、日本経済にとって甚大な被害をもたらしたコロナ。
この記事が「楽天トラベルクーポン」を利用するきっかけとなり、「苦しんでいる地方のホテルや旅館を救う一助」となれば幸いです。
是非この機会に日本の魅力を再発見する旅に出かけませんか？
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