インターステラテクノロジズ(IST)は4月28日、5月2日に予定していた観測ロケット「MOMO5号機」の打ち上げ延期を決定し、ゴールデンウィーク(GW)期間中には打ち上げを行わないことを発表した。

当初より無観客での打ち上げ実施の予定としており、同社も来町の自粛の呼びかけや警備巡回の拡充などの施策を講じていた。しかし、打ち上げ場所である大樹町の住民などから、それでも観覧などのために多くの人が来町する懸念があるとの声があり、大樹町がそうした声を受ける形で同社に打ち上げ延期要請を実施、同社がそれを受け入れる形で延期を決定した。

大樹町長の酒森正人氏は、宇宙事業を実施しているISTの取り組みや、大樹町に対する貢献を高く評価しており、今後も、新型コロナウイルス感染症拡大防止への対応を継続しつつも、ロケットの打ち上げに向けて同社と協力していきたいとしている。

なお、ISTでは4月28日時点でのMOMO5号機の再打ち上げ日については、綿密なロケットの打ち上げに向けた調整が必要となるため、未定としている。

  • MOMO5号機

    飛行するMOMO5号機のイメージCG (C) IST