ソフトバンクは1月28日、SD-WANサービスの新たなラインアップとして、「SD-WAN Type X」を2020年2月下旬以降に提供開始すると発表した。

新サービスは、ユーザーが利用するパブリッククラウド上および各拠点に、米128 Technology のソフトウェア機能を搭載したルータを設置し、ルーターの設定・管理・運用を含む一元サービスを提供するもの。

「送信元」「宛先」「経路」を指定して、指定した通信以外をすべて遮断する米128 Technologyのルーティング技術により、VPNゲートウェイを利用することなくセキュアなパブリッククラウドへの接続を実現する。

また、米128 Technologyのルーティング技術により、従来のVPN接続で使用される通信方式に比べてパケットへ付与するオーバーヘッドを低減でき、通信コストの削減に寄与する。

そのほか、「SD-WAN Type X」は、ユーザーが利用するクラウドサービス上に仮想ルータを設置することでセキュアな通信を実現するため、VPNゲートウェイを利用する必要がなくなり、自由なネットワーク設計が可能になる。

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