TIOBE Softwareから、2018年4月のTIOBE Programming Community Index(PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。

2018年4月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 Java 15.777%
2 C 13.589%
3 C++ 7.218%
4 Python 5.803%
5 C# 5.265%
6 Visual Basic .NET 4.947%
7 PHP 4.218%
8 JavaScript 3.492%
9 SQL 2.650%
10 Ruby 2.018%
11 Delphi/Object Pascal 1.961%
12 R 1.806%
13 Visual Basic 1.798%
14 Assembly language 1.655%
15 Swift 1.534%
16 Perl 1.527%
17 MATLAB 1.457%
18 Objective-C 1.250%
19 Go 1.180%
20 PL/SQL 1.173%
  • 4月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

    4月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

  • 4月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

    4月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

TIOBE Softwareはこの1年間の推移について、トップ20位においてObjective-CとPerlが順位を3つ以上落としていると説明。Objective-Cの下落は、Appleがモバイルアプリ開発のプログラミング言語をObjective-CからSwiftに切り替えたことが原因だろうと指摘している。しかし、モバイルアプリの開発はプラットフォームに依存しないプログラミング言語に移行する傾向を見せており、Appleのプラットフォームが対象となっているSwiftは今後厳しい状況になるかもしれないことも示唆している。

Perlは2005年には人気の高いスクリプト言語だったが、それ以降は人気が下降気味。その原因について、TIOBE SoftwareはPerl6の遅延やプログラミング言語としての将来像の不透明感が原因になっているのではないかとコメントしている。