PTCは、製品のデザイナーや設計者の製品設計における拡張現実(AR)の利用をさらに拡大させる「Creo AR Design Share」ソリューションを発表した。

「Creo」は、AR機能を統合した唯一のCADソフトウェア。ThingWorx Studioの機能を活用したCreo AR Design Shareを利用することで、ユーザは簡単にAR体験を作成し、共有できる。

また、Creo AR Design Shareでは、すべてのAR体験の作成と利用をユーザが完全にコントロールすることが可能。Vuforiaエンジンを利用した空間認識(追跡)機能により、PTCが無償提供する「ThingWorx View」アプリを使用して、リンクひとつでAR体験をさらに簡単に共有することが可能となる。このようなCreoの拡張AR機能により、製品の市場投入期間短縮や開発コスト低減、品質と革新性の向上、および知的財産の保護に貢献するということだ。

PTC ThingWorxプラットフォーム担当エグゼクティブバイスプレジデントのマイク・キャンベル氏は、以下のように述べている。「Creo AR Design Shareは、複雑な技術をすばやく簡単に利用でき、企業が設計開発の方法を大きく変化させることを可能にするツールです。ARを利用することで、実寸大の設計データが現実世界の環境に持ち込まれることになり、2D画面では通常失われてしまう視点を得ることができます。このようなAR機能は、最終的に時間、コスト、工数の節減につながります。」