30年以上の長きにわたりお昼の顔として放送されてきた『森田一義アワー 笑っていいとも!』がグランドフィナーレを迎えようとしています。今回はこの長寿番組のロゴについて、株式会社フジテレビジョンの番組広報担当者にお話を伺いました。

――『森田一義アワー 笑っていいとも!』のロゴは誰が作ったのでしょうか?

フジテレビが現在のお台場でなく、河田町にあったころのお話になります。32年前、弊社タイトルデザイン室に在籍した高柳義信さんが担当いたしました。

――会社内で制作されたのですか。

はい。番組プロデューサー、ディレクターからの依頼で、候補を5つほど制作し、その中から現在のものが選ばれたようです。

――『森田一義アワー 笑っていいとも!』のロゴは32年前から現在まで変化していないのですか?

ロゴは番組のスタート、82年10月4日に合わせて作られ、以降今まで同じロゴです。

――どのようなデザイン意図でロゴは制作されたのでしょうか?

イメージとしては、「○○ですか?」という問い掛けに対して、「いいとも!」と答える、「同意」、「了解」する元気さを表現したとのことです。

また、ポジティブさを、「跳ね上がる感じ」、「勢いのある感じ」にして、文字を右上がりにデザインしています。ビックリマークは真昼の太陽の輝きをイメージしました。

――なるほど。お昼の顔にふさわしい元気な感じを出しているのですね。

デザインは2次元のロゴですが、番組のオープニングでは、旗の部分にはためく動きを加えています。

――ありがとうございました。

32年もの間、同じロゴで続いた番組というのも、テレビ史上まれなことではないでしょうか。『森田一義アワー 笑っていいとも!』はまさに国民的な番組だったといえるでしょう。

(高橋モータース@dcp)

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(高橋モータース@dcp)