PCMark05 v1.2.0

グラフ89

グラフ90

ここからはPhenom 3Pも交えてのテストとなる。まずPCMark05 Overall(グラフ89)であるが、ほぼセオリー通りのスコアとなっている。PCMark Detail(グラフ90)に関して言えば、やはり4 Threadの同時利用で2Pよりは3Pの方が処理性能が高いのは自明で、これが大きくスコアを伸ばした決め手と言える。また全般的にAthlon 64 X2よりもPhenom 2Pの方が良いスコアを出しており、このいくらかはL3キャッシュの効用もあるだろう。

グラフ91

この傾向は、CPU Detail(グラフ91)でより顕著である。Multi-Threaded Test #2以外はほぼPhenom 2PとPhenom 3Pが同スコアなのは当然として、Athlon 64 X2比で10%前後のアドバンテージを確保しているのは優秀と言って良いと思う。

グラフ92

グラフ93

グラフ94

グラフ95

逆にMemory Detail(グラフ92)に関してはグラフ8の再来といった雰囲気でそれほど驚く事ではない。Random Access(グラフ93)についても概ねこんなところで、特におかしな点はない。Graphics Detail(グラフ94)については基本的に殆ど差は見られないが、WMV PlaybackとかTransparent Windowsの処理のスコアが上がっているのは、やはりコアの性能に依存するところが大きいのではないかと考えられる。HDD(グラフ95)でPhenom 3PのFile Writeのスコアが下がっているのはテストのバラつきかもしれない。