「水道水よりも安全で美味しい水を飲みたい」
「水道水の味が嫌だ」
「子どもが生まれたから水の安全が気になる」
このような思いから、安心・安全な水を飲む為にウォーターサーバーや浄水器を検討する方も多くいると思います。
この記事では、ウォーターサーバーと浄水器どちらがいいか、以下の内容の5項目について比較検討したいと思います。
- ウォーターサーバーと浄水器の決定的な違い、それぞれが向いている人
- 水の種類
- コスト
- メンテナンス
- 災害時に強い
ウォーターサーバーと浄水器の決定的な違いとは
ウォーターサーバーと浄水器とは何か、相違点やそれぞれの種類、向いている人の条件などをみていきたいと思います。
ウォーターサーバーと浄水器は“似て非なるもの”

ウォーターサーバーと浄水器の最大の違いは水の種類です。
安心・安全できれいな水を飲む為の製品であるということは、ウォーターサーバーも浄水器も同じですが、飲むことができる水が違うのです。
ウォーターサーバーは天然水やRO水、水道水と選択することができますが、浄水器は水道水を原水としているので選ぶことはできません。(水の種類については後ほど解説致します)
また飲める水の種類を選択できること以外にも、温水冷水が選べることも大きな違いになります。
また、ウォーターサーバーとは「専用の機器に水の入ったボトルをセットして、温水や冷水を飲むことができる製品」、浄水器とは「水道水の中に含まれる残留塩素やトリハロメタン等の物質を除去または減少させる機器」と定義されています。
ウォーターサーバーの種類
ウォーターサーバーには以下の2つの種類があります。
ボトルタイプ

よくみるタイプのもので、水の入った専用の容器をサーバーにセットして使用します。水は使用する分を購入し、宅配してもらうシステムになっています。
ボトルを上部に置くものと下に置くものがあります。下に置くほうが設置は楽になりますが、停電時などに電力が使えないと水を引き上げることができず使用できなくなってしまうというデメリットもあります。
水道直結型

水道栓とサーバーを直結し、サーバー内で浄水して使用します。水道水を原水として使用している為、水が切れてしまったということがないので、水をたくさん使う方はメリットがあります。
浄水器の種類
浄水器には以下の5つの種類があります。
- 蛇口直結型
- 蛇口一体型
- 据え置き型
- アンダーシンク型
- ピッチャー型
それぞれ確認していきましょう。
蛇口直結型

蛇口の先端に直接取り付けて使用します。蛇口の先端と浄水器の形状が合っていればすぐに取り付け可能です。場所も取らず、値段も手頃で、一般家庭でも導入しやすいのが特徴です。近年の蛇口であれば、ほとんどの場合取り付け可能ですが、特殊な蛇口の形状の場合は取り付けられない場合もある為確認が必要になります。
蛇口一体型

水栓の中に浄水器カートリッジが組み込まれたタイプです。スイッチで浄水か原水の切り替えができたり、蛇口部分がホースやシャワーになったりしているものもあります。
導入の際に専用の水栓を取り付ける必要はありますが、蛇口直結型のように外側からは見えないのでとてもすっきりとした見た目になります。
据え置き型

シンク脇に本体を設置し、ホースを蛇口に繋いで使用します。大がかりな工事などを必要とせず、ろ過能力も高く、浄水処理量も多い為、多用途に対応できます。その分設置場所の広さが必要であり、本体価格もやや高くなります。
アンダーシンク型

キッチンの下に浄水器を取り付けるもので、専門工事が必要となりますが、フィルターのサイズも大きい為、交換頻度が少なくて済みます。
ろ過能力も高く、多量の水の使用が可能なので、料理やその他全般にわたって使用したい場合に適しています。
ピッチャー型

浄水器本体が独立しており、給水栓とつながず、持ち運びできる浄水器で、その名の通りピッチャーの形をしています。
どこでも使うことができるので便利ですが、一般的な容量が1~2Lの為、料理に使用することや、多量に使用したい場合などには向いていません。
一人暮らしの方や使用量が少ない方、冷たい浄水を使いたい方には向いているタイプになります。
用途別に浄水器の種類を5つ紹介しましたが、浄水器はろ材によっても種類があります。
- 活性炭式…活性炭の働きを利用する
- ろ過膜式…ろ過膜に水を通して粒子類を除去する
- 逆浸透膜(RO膜)式…ろ過膜式よりさらに小さい穴に圧力をかけて異物を分離する
- セラミック式…セラミックをろ材に利用
現在使用されている浄水器は、活性炭式とろ過膜式のタイプが多く、水のおいしさのもとであるミネラルは除去しません。
ウォーターサーバーが向いている人の条件
以下の条件があてはまる人はウォーターサーバーがおすすめです。
- 水道水よりも安全で美味しい水を飲みたい
- 温水も使用したい
- 水にこだわりがある
- 小さい子どもがいる方
- 災害時に備蓄水としても利用したい
水道水よりも安全で美味しい水を飲みたい

日本の水道水は世界的に見ても厳しい検査基準が設けられており、有害物質も日常的に飲んでも問題ない程度まで抑えられています。
しかし、水道水特有のカルキ臭など水道水の味が苦手という方も多いのではないでしょうか?美味しいお水を飲みたいという方にウォーターサーバーがおすすめです。
温水も使用したい

使う度にお湯を沸かさなくても、いつでもすぐにお湯を出すことができるので、よくお湯を沸かして使う、温かいお茶やコーヒーを飲む方はウォーターサーバーが便利です。
小さい子どもがいる方

子どもが生まれると、飲み水にも気を遣う方が多いのではないでしょうか?赤ちゃんにミルクを飲ませている方には特におすすめです。
ウォーターサーバーに使われている水には赤ちゃんでも安心して飲むことができるよう、ミネラルを除去した水も選べるので安心です。
また、泣いている赤ちゃんにミルクを作るとき、ウォーターサーバーならすぐにお湯が出るので待たせることなくミルクを飲ませることができ焦らずに済みます。
少し大きくなってからも、子どもが自分で水を汲むことができるのでとても便利です。
夏場だと頻繁に水や麦茶を冷蔵庫から出していれてあげることになりますが、ウォーターサーバーならそのまま冷たくて美味しい水が出てくるので子どもがいる場合はとても助かります。
災害時に備蓄水としても利用したい

ウォーターサーバーの水は1カ月分をまとめて注文するのが一般的です。そのため、ある程度まとまった水ボトルを自宅に置いておくことになります。
万が一水道が止まってしまった場合も、備蓄してある水を使うことができるのでその点も安心です。
災害時にボトルからそのまま給水できるように、折り畳み式のスタンドも販売されています。水が出る部分が下向きになるようにセットすれば、そのまま給水することができるので、災害時の使用も考えている方は合わせて準備しておくといいでしょう。
浄水器が向いている人の条件
次に浄水器がおすすめなのは、以下の条件にあてはまる人です。
設置スペースが限られている
手軽に導入したい
コストを抑えたい
設置スペースが限られている

賃貸の場合や家族の人数が多く、ウォーターサーバーを置く場所がない方や、キッチンに大きな浄水器を置くスペースがない時でも、場所をとらない蛇口につけるタイプの浄水器を選ぶこともできます。
各家庭の状況に合わせて、大きさや機能を柔軟に選ぶことができるので、スペースの確保が難しい方にはおすすめです。
手軽に導入したい

初期の導入に工事が必要な浄水器もありますが、蛇口につけるだけ、置くだけというタイプもあるので、気軽に導入することができるのは魅力です。またホームセンターなどで簡単に手に入ることもおすすめな理由です。
コストを抑えたい

浄水器のランニングコストはカートリッジの交換とメンテナンスだけなので、費用が抑えられます。性能によりますが、本体価格も数百円程度のものから販売されているので、とにかくコストを抑えて安心・安全・美味しい水が飲みたいという方には適しています。
ウォーターサーバーVS浄水器|水の種類で比較
ウォーターサーバーと浄水器の違いがわかったところで、飲むことのできる水の種類を見ていきましょう。
ウォーターサーバーは水の選択肢が多い

ウォーターサーバーでは飲める水の選択肢も多く、他の飲み物も飲むことができるようになってきています。まずは水の種類を見ていきましょう。
- 天然水…地下水などから汲み上げて飲用できる状態にした水で、天然由来のミネラルが含まれています。
- RO水…不純物をろ過し、ミネラルをほぼ取り除いた純水に近い水です。
RO水はなかなか聞きなれない名前だと思いますが、不純物が何もないピュアウォーターということです。さらにRO水はミネラルによって2種類にわけることができます。
- 純水…ミネラルを取り除いたもの、自然のミネラルを摂取することはできませんが安全です。特に赤ちゃんには純水がおすすめで、ミルクや離乳食作りに最適です。
- 添加…ミネラルをあとから配合したもので、配合の仕方は各会社によって違います。安全で美味しく、ミネラルも摂取することができます。
水を選ぶ際は、好みや用途で好きなお水を選ぶことができます。各会社によって様々な種類がありますので、こだわりがある方は、事前に水の種類をきちんと確認しておくと良いでしょう。また最近では、ウォーターサーバーで水素水や炭酸水、コーヒーまで飲めるものが出ています。
水素水は市販もされていますが、時間と共に水素が抜けていってしまいますし、毎日買うとなるとかなりコストもかかります。
ウォーターサーバーで水素水を飲むことができれば、作りたてを飲むことができますし、買うよりもリーズナブルな値段で気軽に取り入れることができます。
次に炭酸水です。ペットボトルを購入している方や、炭酸メーカーなどを使っている方も多いと思いますが、ウォーターサーバーと一緒になっていると、安心安全な水で気軽に楽しめるようになります。ただ炭酸ガスのカートリッジなど別途かかる費用もあるので確認が必要です。
最後にコーヒーをご紹介します。近年コーヒー需要の高さから、コーヒーマシン内臓タイプのウォーターサーバーが出てきています。自宅にいながら、安く、美味しく、本格的なコーヒーが簡単に楽しめ、しかも安全・安心な水で作っているということから需要が高まっています。
浄水器は水道水がベース

ウォーターサーバーは水の種類を選ぶことができると解説しましたが、浄水器は選ぶことはできません。
浄水器は水道水をベースにして、残留塩素やトリハロメタン等の物質を除去または減少させた水になります。
ウォーターサーバーと浄水器にかかるお金
次はそれぞれのコストについて見ていきたいと思います。導入する上で重要な部分だと思いますので、最初にかかるコストだけでなく、導入後も続くランニングコストについてもしっかりと比較検討することが大切です。
導入後のランニングコストが高くなるウォーターサーバー

初期費用
- サーバーの設置料(キャンペーンなどで無料の場合もあり)
- 初期費用(事務手数料、出荷手数料など)
ランニングコスト
- サーバーの月々のレンタル料(キャンペーンなどで無料の場合もあり)
- 水代
- サーバーの電気代
- メンテナンス代
- 解約金(契約期間前の解約で発生)
ウォーターサーバーは、初期費用としてサーバーのレンタル料や設置料、事務登録手数料などがかかります。しかし、近年はキャンペーンの適用などによって無料という場合も増えています。
初期費用がかからなかった場合でも、毎月の水代やレンタル料、電気代などがかかってきます。
目安にはなりますが、水の使用量は夫婦の場合は平均30L、夫婦と子ども2人の場合は平均で48L程使用するようです。契約する会社にもよりますが、水代は12L入りのボトルが2本で3500円~4000円程度の場合が多いです。
そのほか電気代は月に1,000円前後かかります。またウォーターサーバーにはほとんどの場合契約期間が決まっており、その契約期間前に解約した場合は違約金が発生することがあります。水代やレンタル料などに目がいきがちですが、電気代や解約金などもしっかりチェックしておきましょう。
ウォーターサーバーは、初期費用を抑えることはできそうですが、月々の水の使用料、電気代とランニングコストがかかる傾向にあります。
初期費用が高い浄水器

初期費用
- 本体購入費
- カートリッジ
- 工事費用(蛇口一体型やアンダーシンク型)
ランニングコスト
- カートリッジ交換費用
- メンテナンス
代浄水器は主に5つの種類がありますが、どのタイプを設置するかにによって、本体価格、初期の工事の有無、カートリッジの費用が変わってきます。蛇口に取りつけるだけのものから、工事が必要なものまで様々で、価格も数百円~数十万円するものもあります。
まずは予算やスペース、求める性能に合わせてどのタイプの浄水器を設置するのか決めましょう。浄水器にかかるランニングコストは、主にカートリッジの交換費用とメンテナンス代です。カートリッジの価格帯は数百円~1万円程度で、一般的にはろ過性能が高いほど高額なものが多いです。
どのタイプの浄水器なのか、水の使用量、水質などでカートリッジの交換時期は異なりますが、安価な浄水器の方が交換頻度は高い傾向があります。
ランニングコストを考える為には、カートリッジの交換頻度とカートリッジ本体の価格、メンテナンス費用を考慮した上で月々の費用を出しましょう。浄水器は水を別途買う必要がないのでランニングコストは抑えられますが、工事が必要なタイプや本体が高性能で高価なタイプを選んだ場合は初期の導入費用がかさみます。
ウォーターサーバーと浄水器|メンテナンスが大変なのはどっち?
ウォーターサーバーも浄水器も安心安全な水を飲む為の製品ですが、メンテナンスを怠ると品質が保てなくなってしまいます。
安心安全な水を飲む為には、いかにメンテナンスが楽であるか、ずっと続けられるかが重要になりますので、比較検討の際にはしっかりと確認しておきましょう。
ウォーターサーバーのメンテナンスは業者にお任せ

メンテナンスに関しては各メーカーやサーバーの種類にもよって様々ですので、以下の項目を確認しておきましょう。
- 内容
- 頻度
- 費用
メンテナンスと言ってもサーバー自体を新しく交換、サーバーを回収しクリーニング・除菌、セルフクリーニングのみでメンテナンスフリーなど内容は様々です。
また年に1回の交換なのか2年に1回なのか、有料なのか無料なのか、メンテナンスの時期に後悔しないように、導入前に確認することをおすすめします。
近年ではボトル内にチリやホコリが入らないように圧縮構造のボトルを使ったり、サーバーのタンク内に熱水を循環させ雑菌の繁殖を抑制したり、フィルターを装備し空気中のチリやホコリ、最近の侵入を防いだり、殺菌効果を持つ強力な紫外線を照射して水の衛生を保つなど様々な機能が搭載されたサーバーが登場し、メンテナンスが少なくすむように工夫されています。
蛇口や受け皿など外部の空気に常にさらされている部分は定期的な清掃が必要です。
基本的にウォーターサーバーは日常的なメンテナンスは少なく、衛生的に保たれるような工夫もされています。
浄水器はお手入れが面倒な一面も

浄水器は、カートリッジの交換と日常的な掃除が必要になります。
カートリッジは浄水器のタイプにもよりますが、自分ですぐに交換できるものから業者にお願いするものまで様々あります。目安にはなりますが、種類別に交換時期があります。
- 蛇口直結型…2~6カ月に1回据え置き型
- アンダーシンク型…1年に1回蛇口一体型
- ピッチャー型…2~4カ月に1回
一般的にコンパクトで手軽な浄水器の方が、交換時期が早い傾向にあります。
また比較的大型の浄水器は、業者によるメンテナンスが行われるものもあり、カートリッジの交換や点検・清掃などが行われます。レンタルの場合にはメンテナンスが含まれているサービスもありますので、業者にお任せしたいという方は、メンテナンスも入っているサービスを選ぶといいでしょう。
浄水器は、業者によるメンテナンスの他に、日常の清掃が必要になるのでお手入れが面倒に感じる場合もあります。
災害に強いのはウォーターサーバー?浄水器?
災害時に強いのはウォーターサーバーです。
水道が止まってしまうと、水道水をベースとしている浄水器は使えなくなってしまいます。特に4階以上のマンションにお住いの場合は、停電で水道も止まりやすくなっています。4階以上の階には電力でポンプを使い各階に水を供給しているためです。
地震などの災害があっても水道が止まらなければ、浄水器でも問題ありませんが、水道が止まってしまうと浄水器があっても災害対策にはなりません。
ウォーターサーバーがあれば、水を飲むことができますし、備蓄としておいておくこともできとても安心です。
ただし、停電時に使えなくなってしまうウォーターサーバーもあるので、どんなものを選べばいいか、チェックしていきましょう。
停電しても使えるウォーターサーバーが増加中

停電時でも使えるウォーターサーバーの条件
- レバー式(コップで奥へ押し込み水を出す)コック式(つまみを操作して水を出す)
- 水の容器が上部にあるもの
停電時でも使えるかどうかは水を出す方法で決まります。上記に挙げたレバー式やコック式の場合は重力を利用しているため、電気が通っていなくても水を出すことができます。
しかし、ボタン式の場合は、電気を使っているため停電時には使えなくなってしまうのです。
また水の容器をどこに置くタイプかによっても決まります。上部に置くタイプであれば問題ないのですが、下に置くタイプの場合電気を使って水を引き揚げていることが多いので停電時使用できません。
万が一停電時にウォーターサーバーが使えなくなってしまった場合は、水の鮮度を保てなくなってしまうので、開封済みのボトル内の水は24時間以内には使い切るようにしましょう。
まとめ
ここまでウォーターサーバーと浄水器について説明してきましたので、簡単におさらいしてみましょう。
ウォーターサーバー | 浄水器 | |
本体の種類 | ・ボトルタイプ ・水道直結タイプ | ・蛇口直結型 ・蛇口一体型 ・据え置き型 ・アンダーシンク型 ・ピッチャー型 |
水の種類 | 選択可能 ・天然水 ・RO水 ・水道水 |
水道水のみ |
冷水・温水 | ○ | × |
初期費用 | ・サーバー設置料 ・事務登録手数料など | ・本体購入費 ・カートリッジ ・工事費用 |
ランニングコスト | ・サーバーの月々のレンタル料 ・水代 ・サーバーの電気代 ・メンテナンス代 解約金 | ・カートリッジ交換費用 ・メンテナンス代 |
メンテナンス | ・サーバーごと交換 ・サーバーの回収、クリーニング、除菌など | ・カートリッジ交換 ・日常的な清掃 |
災害時 | ・備蓄水となる | ・水道がとまると使えない |
おすすめの人 | ・水道水よりも美味しい水を飲みたい ・温水も使用したい ・水にこだわりがある ・小さい子どもや赤ちゃんがいる方 ・災害時に備蓄水としても利用したい |
・設置スペースが限られている ・手軽に導入したい ・コストを抑えたい |
ウォーターサーバー、浄水器それぞれにメリット・デメリットがありましたね。
家族構成や住宅事情、水へのこだわりや使用量など各家庭によって状況は様々違うと思います。
それぞれのご家庭に向いているものを考え、導入を決めましょう。