ウォーターサーバーで水道水を使うタイプの購入を考えているけれど、色んな種類があって正直どうやって選んだらいいかわからない…とお悩みではないですか?
様々なメーカーが、それぞれ個性的なウォーターサーバーを取り扱っているのが迷ってしまう原因なのではないでしょうか?
水道水を使うタイプのウォーターサーバーはどんなコストがかかるのか。またそれはお水を買うタイプに比べてコスパがいいのか。
水道直結のタイプや卓上タイプまでいろいろあるが、選び方で気をつけるべき点は何か?
この記事では水道水を使うタイプのウォーターサーバー6つを徹底比較!自分に最適なタイプを探してみてください。
宅配とどっちがお得?水道水ウォーターサーバーのメリット・デメリット
水道水を使うウォーターサーバーを検討するにあたり、宅配ボトルのウォーターサーバーも検討してみましたか?
水道水を使うウォーターサーバーは、お水が水道代だけなのでお得に使えるというメリットがあります。ですが、メリットばかりではありません。
ここでは宅配ボトルのウォーターサーバーと比較しながら、水道水を使うウォーターサーバーのメリット・デメリットをチェックしていきましょう。
水道水を使用するウォーターサーバーのメリット
残りを気にせずお水をたくさん使える

水道水を使用するウォーターサーバーの一番のメリットは「ウォーターサーバーのお水がたくさん使える」という点です。
宅配ボトルは使えば、使った分だけお水を注文しなくてはならずどんどん料金が掛かります。
水道水を使用するウォーターサーバーの場合、サーバーのレンタル料はかかるものの、お水はどれだけ使ってもレンタル料に変動はありません。増えるのは「水道代」だけです。
ウォーターサーバーのお水を料理で使ったり、野菜を洗うときに使ったり、家族みんなで毎日たくさんお水を飲むという方におすすめのウォーターサーバーです。
お水ボトルの交換・保管が不要

宅配ボトルのウォーターサーバーの場合、お水ボトルをウォーターサーバーにセットする必要があります。中には、ウォーターサーバーの上部にボトルをセットしなくてはならないサーバーもあるため、12Lボトルを持ち上げてセットする必要があります。
また、ウォーターサーバーのボトルには「リターナブルボトル」という、リサイクルして使うタイプのボトルがあります。そのため、使用済みボトルは保管して、返却しなくてはなりません。使用済みボトルの保管に場所を取られるという不便さがあります。
その点、水道水を使うウォーターサーバーは「ボトル」が一切不要なので、「ボトル交換」「ボトルの保管」が不要という点ではメリットです。
最低使用量などの縛りがない

宅配ボトルのウォーターサーバーは、定期的にお水ボトルが配送されます。多くのウォーターサーバーには一定期間で最低限使用しなくてはならない規定使用本数が決められており、規定本数を下回った場合は事務手数料などペナルティが課される場合があります。お水をあまり使っていないのに、手数料が発生してしまうのは非常にもったいないですよね。
水道水を使うウォーターサーバーは、このようなペナルティが課される心配はありません。お水は使いたいときに、使いたい分だけ使えます。たくさん使っても良いですし、反対に全く使わなくても手数料が発生しない点はメリットです。
水道水を使用するウォーターサーバーのデメリット
次は水道水を使うウォーターサーバーのデメリットをチェックしていきましょう。
設置の手間・補充の手間がかかる

後ほど詳しくご紹介しますが、水道水を使うウォーターサーバーには2種類あります。「水道直結型」と「水道水補充型」です。
「水道直結型」は、水道管とウォーターサーバーを直接つないで利用するウォーターサーバーです。水道管とつなぐ作業については、基本的には業者に依頼しなくてはなりません。そのため、設置する際に手間がかかります。また、解約時など撤去する際も工事が必要なので設置・撤去に手間がかかります。
もうひとつ「水道補充型」のウォーターサーバーは、手動で水道水を補充するウォーターサーバーです。水道管につなぐ工事が不要で利用できるという点は便利です。ただ、ウォーターサーバー内のお水がなくなると手動でお水を補充する必要があります。お水をたくさん使うと、その分補充の頻度も増えるので補充が面倒というデメリットがあります。
停電など災害時にお水が使えない
宅配ボトルのウォーターサーバーは、ある程度お水ボトルをストックしておくことができます。そのため、災害時いざというときの備蓄水として利用できるボトルもあります。サーバーにセットせずとも使用できるボトルであったり、付属品を使ってボトルのまま利用するなど、いざというとき活躍してくれます。
一方、水道水を使ったウォーターサーバーは断水するとお水の補充が出来ません。また、停電するとサーバー内部のお水すら出すことが出来ない機種もあります。
このように、宅配ボトルのウォーターサーバーはいざというときの備蓄水として活用することができますが、水道水を使ったウォーターサーバーは災害時にお水が使えなくなる可能性が高いです。
このように、水道水を使ったウォーターサーバーはメリットばかりではありません。この点をもう一度チェックしていただき、本当に水道水のウォーターサーバーで良いかどうか検討してみてください。
こちらの記事では、ウォーターサーバーを使う理由別におすすめのサーバーを紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。
水道水ウォーターサーバーのタイプは2種類ある
先述したように、水道水を使うウォーターサーバーには2種類あります。
1つは水道管に直接ウォーターサーバーをつないで使用する「水道直結型」。もう1つは水道水を手動で補充しながら使う「水道水補充型」の2種類です。
まずはこの2種類の違いについてチェックしていきましょう。
水道直結型ウォーターサーバー

水道直結型のウォーターサーバーは水道管とウォーターサーバーを直接つなぐ工事をして、ウォーターサーバー内部にお水を取り込んで使用するタイプです。サーバー内部に取り込んだお水をフィルターでろ過し、おいしいお水を作り出すという仕組みです。
CMなどで良く見かけるウォータースタンドは、水道直結型のウォーターサーバーです。
水道水補充型ウォーターサーバー

水道水補充型ウォーターサーバーは、水道管とつなげる工事不要で、お水を手動で補充し利用するタイプのウォーターサーバーです。
こちらのサーバーもサーバー内部にあるフィルターで、お水をろ過して美味しいお水を作り出します。ハミングウォーターは、手動で補充するタイプのウォーターサーバーです。
「水道直結型」「水道水補充型(浄水型)」のメリット・デメリット
同じ水道水を使うタイプのウォーターサーバーですが、それぞれメリット・デメリットがあります。水道水を使うウォーターサーバーの導入を検討している場合、利用する環境などによって、どちらが最適かが異なります。
【メリット】
・お水を補充する必要がない
・サーバー機能が豊富
【デメリット】
・設置位置が限定される
【メリット】
・電源が確保出来れば設置位置が自由
【デメリット】
・お水の補充が面倒
水道直結型のメリット
お水を補充する必要がない
水道直結型は一度、水道管につないでしまえばサーバーのタンク内にお水を自動的に補充するため、補充する必要がありません。水道水を使うウォーターサーバーの一番のメリットである「お水をたくさん使う」という点でみると、補充せずともたくさん使えるのは、大きなメリットです。
サーバー機能が豊富

水道直結型はウォータースタンドをはじめ、サーバーの種類が豊富で、好みの機能やデザインから選ぶことができます。
サーバーの機能だけでなく、お水をろ過するフィルターの種類を選ぶことができるので、好きなデザイン・機能・フィルターを選ぶことが出来ます。
水道直結型のデメリット
設置位置が限定される

水道直結型は水道管につなぐ必要があるため、水道管近くに設置しなくてはなりません。キッチンなど、サーバーを設置する位置が限定されます。
リビングに設置したい・キッチンに設置できるスペースが限られている場合など、設置位置に関しては不自由に感じるケースがあります。
設置・撤去に手間がかかる
先述した通り水道管とつなげる工事が必要なので、その点煩わしさがあるかもしれません。また、解約など撤去の際も工事が必要です。
水道水補充型のメリット
電源が確保出来れば設置位置が自由

水道水補充型はお水を手動で補充するため、水道管の近くに設置しなくても問題ありません。水道水を補充することを考えると、キッチンなど水道に近い位置に設置するのが理想的ではありますが、水道直結型よりも自由度が高いです。
電源が確保出来ればお部屋のどこに設置してもOKです。
水道水補充型のデメリット
お水の補充が面倒
水道水補充型は、お水を手動で補充しなくてはなりません。そのため、たくさん使えば使うほど補充の頻度も高くなるため、補充が面倒になる可能性があります。
家族みんなでたくさんお水を飲む場合や料理でたくさんのお水を使うことがわかっているのでしたら、水道直結型を選ぶのが無難かもしれません。
おすすめの人気ウォーターサーバー【水道水タイプ6社比較】
ここからはおすすめの水道水ウォーターサーバーをご紹介していきます。水道直結型・水道水補充型どちらもおすすめサーバーをご紹介していきますのでチェックしてみてくださいね。
メーカー | ウォータースタンド | 楽水 | キララ | every frecious | ハミングウォーター | シャインウォーター |
機種 | ナノシリーズネオ | ピュレスト | フレッシュサーバー ヌゥーボー | mini | flows | リング |
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種類 | 水道直結型 | 水道直結型 | 水道直結型 | 補充型 | 補充型 | 補充型 |
レンタル料 | 3,850円〜 | 3,278円〜 | 5,478円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,630円 |
サイズ | 幅:260mm/奥:505mm/高:500mm | 幅:300mm/奥:400mm/高:480mm | 幅:180mm/奥:514mm/高:407mm | 幅:250mm/奥:295mm/高:470mm | 幅:260mm/奥:370mm/高:1200mm | 幅:300mm/奥:344mm/高:1150mm |
重量 | 18kg | 21.6kg | 13.7kg | 8.3kg | 約20kg | 18kg |
水道直結型:ウォータースタンド「ナノシリーズ ネオ」

項目名 | 内容 |
初期費用 | なし※1 |
サーバーレンタル料(通常プラン/月) | 3,980円(税別) |
サーバーレンタル料(長得プラン/月) | 3,500円(税別)※長期登録料10,000円 |
サイズ | 幅:260×奥:505×高:500(mm) |
重量 | 18kg |
主な機能 | ・温水、冷水、常温機能 ・静電吸着タイプ ・省電力モード |
ウォータースタンドのナノシリーズ「ネオ」は、価格と機能、使い勝手のバランスがとれた一番人気のモデルです。
冷水・温水・常温水の3つを使い分けることができ、料理の時短にも活躍します。ホワイト基調のボディに中央のブラックがアクセントになり引き締まった印象に。デザインにこだわりたい方からも支持を得ています。
フィルターはNASAが開発した「ナノトラップフィルター」を採用。どんな水道水でも、おいしく生まれ変わることができる優れモノです。お水の味にこだわりたい方にもおすすめです。
水道直結型:楽水「ピュレスト」

項目名 | 内容 |
初期費用 | 5,000~12,000円(税抜) |
サーバーレンタル料(/月) | 2,980円(税別)〜 |
サイズ | 幅:300×奥:400×高:480(mm) |
重量 | 21.6kg |
主な機能 | ・温水、冷水、常温 ・タッチパネル ・再加熱 ・エコモード ・クリーン機能 |
楽水「ピュレスト」は機能性とデザイン性を兼ね備えた水道直結型ウォーターサーバーです。温水・冷水・常温水はもちろんのこと、再加熱機能で最大95℃の熱湯を出すことが可能です。
また、クリーン機能付きで衛生面にも配慮。クリーン機能は冷水タンクの温度を一時的に70度まで上昇させて、タンク内を加熱殺菌して衛生状態を維持します。水道直結型はボトル式ウォーターサーバーよりも、タンクに空気が入る可能性がさらに低いです。
それでも加熱殺菌をして、より高精度な衛生状態を目指しています。ただクリーン機能作動時間中の3~4時間ほどは、ウォーターサーバーを使えない点は注意が必要。
サーバーのカラーも「白・黒・赤」の3種類。スタイリッシュなデザインと、カラーバリエーションでキッチンでもおしゃれに使えそうです。
水道直結型:キララ「フレッシュサーバー ヌゥーボー」

項目名 | 内容 |
初期費用 | なし |
サーバーレンタル料 | 4,980円(税別)/月 |
サイズ | 幅:180×奥:514×高:407(mm) |
重さ | 約13.7kg |
主な機能 | ・Kirala フレッシュフィルター ・UV&LEDオートクリーンシステム ・ダイレクトクール&ヒートシステム ・オート節電 ECOモード ・温水3段階温度設定 ・スマートノズル ・マルチタッチパネル ・チャイルドロック |
水道直結型のキララフレッシュサーバーは2つの浄水フィルターを使用して、ミネラルは残しつつカビや細菌、ウィルスなどの汚染物質を99.99%除去する「キララフレッシュフィルター」を採用、水道水から安全でおいしい水をつくります。
3モデルあるサーバーのなかで、「ヌゥーボ」は高性能タイプ。UV&LEDオートクリーニングとエアレス機能を搭載しているので衛生面も安心・安全。また、ダイレクトクール&ヒートシステムは、水道管からのお水をダイレクトに加熱・冷却するので、必要な時に冷水や温水を瞬時に使えて便利です。
「ヌゥーボ」は注水口がひとつのコンパクトデザインなので、狭いお部屋でも場所をとらず、キッチンカウンターにも置きやすいところも人気です。
水道水補充型:every frecious「every frecious mini(エブリィフレシャス・ミニ」

項目名 | 内容 |
初期費用 | なし |
サーバーレンタル料 | 3,300円 |
サイズ | 幅:250mm/奥:295mm/高:470mm |
重さ | 8.3kg |
機能 | ・UV殺菌 ・エコモード ・SLEEP機能 ・チャイルドロック |
every frecious(エブリィフレシャス)は水道水補充型(注水タイプ)のウォーターサーバーです。専用のカートリッジできれいで美味しいお水に浄水するタイプのウォーターサーバーです。カートリッジで浄水するタイプのウォーターサーバーは適切なタイミングでカートリッジを交換すること。
エブリィフレシャスでは6カ月に一度、無料で自宅に交換カートリッジが届くので交換のタイミングもわかりやすいです。
ウォーターサーバーで気になる衛生面も殺菌効果がある「UV機能」でサーバー内部をきれいに維持してくれます。もちろん、温水・冷水がいつでも使えるエブリィフレシャス。
初期費用、追加費用は一切かからず月額3,300円で使い放題!(※別途水道代はかかります)
水道水補充型:ハミングウォーター「flows」

項目名 | 内容 |
初期費用 | 2,200円(税込) |
サーバーレンタル料 | 3,190円/月(税込) |
サイズ | 幅:260×奥:370×高:1,200(mm) |
重さ | 約20kg |
機能 | ・UV殺菌 ・エコモード ・チャイルドロック ・再加熱 |
ハミングウォーターのサーバーは、水道水を使用しますが、水道と接続する必要がないので、水道から離れた場所にも設置できます。そのため、特定の場所で固定する必要もなく、普段は寝室で利用しつつ、来客がある際はリビングに持っているという使い方も可能です。
冷水、温水、そして常温水に対応しているので、用途に合わせた温度のお水が出る点も魅力的です。チャイルドロック機能が付いているので、小さい子どもがいて温水が出るのが心配という家庭でも安心して使用できます。
サーバーレンタル料は月額に含まれているので、別途発生しませんし、フィルターの交換にかかる費用も無料なので、サーバーのための費用が発生しないという点も嬉しいポイントです。
飲み放題タイプのサーバーで、設置場所の移動も可能なサーバーを探していたという方には、ハミングウォーターのサーバーがおすすめです。
水道水補充型:シャインウォーター 「リング」

項目名 | 内容 |
初期費用 | なし |
サーバーレンタル料 | 月3,630円/台(税込) |
サイズ | 幅:300×奥:344×高:1,150(mm) |
重量 | 18kg |
主な機能 | ・タッチパネル ・再加熱機能 ・ECOモード ・チャイルドロック |
「シャインウォーター リング」は2020年11月にラインナップされた新しいサーバーです。「シャインウォーター リング」の特徴はタッチパネル搭載で直感的な操作が可能な点です。
触れるだけで簡単に操作ができるので機械が苦手という高齢者でも簡単に操作できます。子どもでも簡単に操作が出来ますが、子どものイタズラ防止のためにチャイルドロック付きですので、小さな子どもがいる家庭でも安心して利用できます。
また再加熱機能を使えば約90℃の温水が利用できるのも魅力的です。
ECOモードを上手に活用すれば電気代の節約も可能。ホワイト・ブラックという2種類のカラーから選べるのでインテリアに合わせてチョイスしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
水道水で使うウォーターサーバーには「水道直結型」と「水道水補充型」の2種類あります。
「水道直結型」は、水道管に直接つなぐためお水を補充する必要がありません。お水をたくさん使う家庭におすすめのウォーターサーバーです。
「水道水補充型」は水道管に繋なぐ必要がなく、自分でお水を補充する手間がかかります。ですが、リビングなど水道管から離れた場所への設置が可能ですし、工事が不要なので賃貸マンションなどでも気軽に使うことができるというメリットがあります。
それぞれ、メリット・デメリットがあるので利用環境に合わせて選びましょう。
水道水を使うのであれば「浄水器」という選択肢があるかもしれません。浄水器でもいつもの水道水よりも美味しいお水が使えるでしょう。ただ、冷水や温水など機能面で見るとウォーターサーバーのほうが便利に利用できますよ!