VITAL SYNC合同会社は10月26日、中小企業向けの健康管理クラウド「Good Day」と、ストレスチェックサービス「Good Day Check」の正式提供を開始したと発表した。健診結果や就業判定、ストレスチェック、時間外労働に関する情報を一つの画面で管理できる。
健診結果から長時間労働まで一元管理
Good Dayは、産業保健に関する記録をまとめて管理するクラウドサービスだ。健診結果をCSV形式で取り込み、過去の結果と比較できるほか、所見のある従業員を産業保健スタッフ向けの画面に一覧表示する。産業医による就業判定や意見書も画面上で確認可能だ。
二次健診の対象者には、受診勧奨メールを一斉に送信できる。従業員が受診結果をアプリから報告すると、産業保健スタッフがその内容を受診状況に反映する仕組みとなっている。
また、ストレスチェックでは、受検から集団分析、労働基準監督署への報告に必要な集計までを一貫して行える。時間外労働については、月80時間と100時間を基準に自動判定し、面接指導の対象者を抽出する。
ダッシュボードでは、健診の有所見率や受診率などを全社・部署別に表示する。高ストレス者の割合も、10人以上の集団単位で確認可能だ。
紙とWebの受検結果を同じ画面で集計
Good Day Checkは、Webと紙の両方に対応したストレスチェックサービスだ。メールアドレスを持たない従業員や、業務でPCを使わない従業員がいる職場での利用を想定している。
紙の回答は、封をした状態でストレスチェックの実施者へ届け、会社側では開封しない。実施者が回答を取り込み、Webによる受検結果と同じ管理画面で集計する。厚生労働省が推奨する57項目に、企業独自の設問を加えることも可能だ。
閲覧できる情報の範囲を分離
Good Dayでは、健診結果やストレスチェック結果を扱うにあたり、会社側が閲覧できる情報と閲覧できない情報を分けている。
会社側が確認できるのは、受検者と未受検者の人数、産業医が共有した就業判定や意見書、10人以上の集団を対象とする分析結果などである。また、受診勧奨のため、健診の法定項目で要医療と判定された従業員も把握できる。ただし、該当する検査項目や数値は表示されない。
一方、ストレスチェックの個別の回答内容や点数、高ストレス者に該当したかどうか、健診の詳しい検査値は会社側から閲覧できない。ストレスチェックの点数は、産業医が面接指導の結果報告書を会社へ共有した場合に限り、報告書に記載される。
セキュリティ対策には、二段階認証や監査ログ、通信時・保存時の暗号化を採用。データは国内の東京に保管するとしている。