
デスク「高齢者問題や医療制度改革に携わり、高齢者の心身が弱るのを予防する『フレイル予防』の普及に取り組んでいた元厚生労働事務次官などを務めた辻????哲夫さんが亡くなったね」
記者「1971年に旧厚生省(現厚生労働省)に入省し、官房長や保険局長を歴任した後の2006年に事務次官。退官後、医療経済研究・社会保険福祉協会の理事長などを務めていました。世界でも最も早く超高齢社会に突入した日本の歩むべき道筋は『健康な高齢者を1人でも多く増やし、社会を支える側に変えること』と訴えていました」
デスク「自治体だけでなく民間企業も巻き込んでいたね」
記者「神奈川県や山梨県をはじめ、全国の市町村やイオン、キユーピー、明治といった企業を構成員とする『フレイル予防推進会議』を発足させるなど、『産業界の力がなければフレイル予防の普及はない』と強調していました。最後まで日本の行く末を案じていた姿が印象的でした」