伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は8月25日、台湾の大手ITサービス企業SYSTEX CORPORATION(SYSTEX)との合弁で、日本に進出する台湾企業向けにITサービスを提供する合弁会社「CTC-SYSTEX」を設立した。SYSTEXが持つ半導体業界を中心とした台湾企業の顧客基盤と、CTCのITサービス提供力を組み合わせ、台湾企業の日本進出に伴うIT環境の立ち上げから運用までを支援する。

  • CTC-SYSTEXの事業内容のイメージ

    CTC-SYSTEXの事業内容のイメージ

台湾本社が策定した要件に基づく日本国内での運用サービスを提供

近年、半導体企業の投資拡大やサプライチェーンの分散を背景に台湾企業の日本進出が加速しており、工場や拠点の新設に伴うITインフラやセキュリティ整備の需要が高まっている。一方で、IT環境の仕様は台湾本社が策定し、日本国内で機器の調達やシステム構築、保守運用を行うケースが多く、ベンダー選定や関係会社との調整に時間を要する場合があるという。日本に進出する台湾企業には、迅速な事業展開と現地での高品質かつ安定したシステム運用の両立が求められている。

CTCは、コンサルティングからシステムの設計・構築、運用・保守までを一貫して手掛ける。SYSTEXは、金融・製造・官公庁分野を中心とする台湾の大手企業にITサービスを提供しており、半導体業界向けのITシステム導入では高いシェアを持つ。両社が設立した新会社のCTC-SYSTEXは、台湾本社が策定したシステム要件をもとに、日本国内でのITインフラ/ネットワーク/クラウド/セキュリティ環境の設計・構築や、IT機器の調達、導入後のヘルプデスク、監視、全国での保守運用までを提供する。加えて、SYSTEXの台湾現地でのソリューション目利き力と、CTCの幅広い日本国内の顧客基盤を生かし、台湾発ITソリューションの日本展開や、日本・台湾間の統合的なビジネス展開支援にも取り組む考えだ。

なお、CTC-SYSTEXは福岡市博多区に本社を置き、代表取締役社長にはCTCから出向する浅野周三氏が就任した。