Windows Latestは8月20日(現地時間)、「Windows 11's new hidden setting opens every app maximized by default, rolling out to Insiders」において、Windows 11に新しいアクセシビリティ機能「最大化して開く」が追加される可能性を伝えた。
この機能はXユーザーの@phantomofearth氏により発見された。同氏によるとWindows Insider ProgramのExperimentalチャネルからリリースされたWindows 11ビルド26340.9212の隠し機能として追加されたという。
アプリを「常に最大化」で起動
「最大化して開く」は、その機能名が示すとおりアプリを最大化した状態で起動する支援オプションだ。前回終了時のウィンドウ状態によらず常に最大化した状態でアプリを起動させることができる。設定は設定アプリの「アクセシビリティ」→「視覚効果」から調整可能になる見込みだ。
Windows Latestの記者は、ノートパソコンなどの画面の狭い環境で利便性が高いと評価する一方、デスクトップPCなど画面の広いPCでは最大化を解除する手間が発生すると指摘した。ノートパソコンを外出先で利用する場合は便利だが、自宅に戻って大きなディスプレーに接続すると不便との意見だ。
この主張は一理ある。しかしながら、アクセシビリティ機能であることを考慮すると多少の誤解があるように感じられる。ただし、この機能は「アクセシビリティ」内の「視覚効果」に配置されており、一般的なウィンドウ操作の利便性向上だけを目的とした機能ではない可能性がある。
そのため、最大化を問題なく操作できるユーザーの利便性までは考慮していない可能性がある。なお、現行のWindows 11でも、ウィンドウを選択して「Win+上矢印」を押せば最大化でき、「Win+下矢印」で元に戻せる。
現時点では「隠し機能」、正式提供は未定
ビルド26340.9212の公式発表では、それまで存在していた「機能フラグ」の説明が削除された。そのため本ビルドに限り、機能フラグによる有効化はできないと予想される。
また、@phantomofearth氏は「ひっそりと展開された」と述べ、隠し機能として追加された可能性を示唆した。一部のユーザーはテスト対象としてインストール直後から利用できる可能性はあるものの、多くは強制的に有効化しなければ試すことはできないとみられる。
そこでWindows Latestは、「ViVeTool」を使用した有効化コマンドを次のとおり公開した。コマンドの正常な実行後、デバイスを再起動することで新しい設定を確認できるとしている。ただし、これはMicrosoftが正式に案内している方法ではなく、開発中の機能を強制的に有効化する操作となる点には注意が必要だ。
vivetool /enable /id:62915050
同機能に関するMicrosoftからの公式発表は確認されておらず、一般ユーザー向けに提供されるかどうかも現時点では不明だ。Insider Programでテストされた機能が正式版に採用されないケースもあるため、今後の動向が注目される。