Microsoftは8月17日(現地時間)、Windows 11のファイル共有機能「ドラッグトレイ」をWindows Insider Programの最新プレビュービルドから削除すると発表した。ユーザーから寄せられたフィードバックを受けた措置で、2025年に登場した比較的新しい機能が早くも見直されることになった。Microsoftはこの分野の改善を引き続き検討し、将来的に代替となる新たな共有機能を提供する可能性を示している。
ドラッグトレイは、ファイルをドラッグした際に画面上部に表示される共有機能。ファイルを画面上部にドラッグすることで、Windowsの共有機能を呼び出して共有先を選択できる。2025年2月にWindows Insider ProgramのBetaチャネルで初めて導入された。
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「イライラする」「迷惑」――ユーザーから不満の声
では、なぜMicrosoftは導入から間もないドラッグトレイの削除に踏み切ったのか。
Windows Centralは8月17日、「Microsoft pulls "frustrating" Drag Tray file sharing feature from Windows 11 in latest preview builds: Promises to "explore improvements" after feedback from users|Windows Central」において、ドラッグトレイをめぐるユーザーの反応について報じた。同誌によると、ドラッグトレイには「イライラする」「迷惑だ」といった不満の声が寄せられていたという。
また、Windows 11には右クリックメニューの「共有」など、すでに別の共有手段が用意されている。Windows Centralによると、ドラッグトレイを便利だと評価するユーザーもいた一方、その実装を好まず、無効化する方法を求めるユーザーも少なくなかったという。
このような経験をしたユーザーは、操作ミスを避けるためにキーボード操作、コンテキストメニュー、「右クリックによるドラッグ&ドロップ」を選択する傾向がみられる。確実性を求めるユーザーにとって、ドラッグトレイは邪魔な存在に映った可能性がある。
Microsoft、新たな共有体験を検討
Microsoftはドラッグトレイを削除する一方、ファイル共有機能の改善自体は継続する方針だ。同社は同機能廃止の発表において、「この分野の改善策を引き続き検討しており、今後のアップデートで代替となる体験について詳細をお伝えできることを楽しみにしています」と述べ、新たなWindows共有方式の提供を示唆した。
具体的な内容は明らかになっていないが、コンテキストメニューに依存せず、ドラッグトレイでもない第3の共有方法を模索しているものとみられる。
