Windows Reportは7月15日(現地時間)、「Chrome Is Testing a "Notebooks" Feature for Tab Groups With Gemini」において、GoogleがChrome向けに「ノートブック」と呼ばれる新機能を開発している可能性を伝えた。

ノートブックに関する公式発表は確認できておらず詳細は不明。しかしながら、Windows Reportの記者はコミットログを発見し、そのソースコードを分析することで機能の解明を試みている。

  • Google Chromeの画面

    Google Chromeの画面

ノートブックの機能フラグを発見

実験的機能「ノートブック」はChrome Canaryから発見された。オムニボックスにURI「chrome://flags/#notebooks」を入力すると、機能フラグの存在を確認できる。

  • ノートブックの機能フラグを確認

    ノートブックの機能フラグを確認

本稿執筆時点においてノートブックは内部で無効化されており、機能フラグを有効に変更しても試すことはできない。そこで、Windows Reportの記者は「Prototyping notebook home tab」と題するコミットログを見つけ出し、ソースコードから機能を分析している。

タブグループを強化するAI機能か

記者の分析によると、ノートブックの利用を開始するにはタブグループの新メニュー「Geminiで強化(Enhance with Gemini)」をクリックする必要がある。ユーザーがこのメニューをクリックすると、タブグループの先頭に「ノートブックホーム」タブが追加され、ノートブック専用のホームページを表示するという。

このホームページの内容は特定されていないが、通常のタブとは異なる処理方式を採用していることが確認されており、Webサイトではなく専用コンテンツを表示すると予想されている。また、メニューに「Gemini」の文字が含まれることから、AI関連の新機能とみられる。

タブグループを活用したAI機能となる可能性

今回の分析からは、ノートブックの具体的な機能や用途までは明らかになっていない。ただし、タブグループのメニューに「Geminiで強化(Enhance with Gemini)」という項目が用意されていることから、タブグループ内のWebページとGeminiを組み合わせた何らかのAI機能となる可能性がある。

例えば、タブグループに含まれる複数のWebページの情報を整理したり、内容を要約したりする機能などが考えられる。ただし、これらは現時点で確認されている情報から推測される利用例にすぎず、実際にどのような機能が提供されるのかは不明だ。

また、「ノートブック」という名称からGoogleのAIリサーチツール「NotebookLM」を連想することもできるが、現時点で両者の関連性を示す公式情報は確認されていない。

ノートブックは現在利用できない状態にあり、正式にChromeの機能として提供されるかどうかも定かではない。今後の開発動向やGoogleからの公式発表が待たれる。