米Microsoft(マイクロソフト)が、OpenAIやAnthropicのモデルへの依存を減らし、自社開発の生成AIモデル「MAI」の活用を拡大していることが分かった。MAIは、Microsoft AI部門が開発する自社製AIモデル群だ。
AI関連コストの高騰て支出を抑制
6月に開催した同社の年次カンファレンス「Build」では、エージェント型コーディングツールやテキスト画像生成モデルを含む新しいMAIモデル7種を発表し、GitHub Copilot向けの「MAI Code 1 Flash」なども展開している。
MicrosoftはExcelとWordにおいて、一定割合のユーザープロンプトへの応答をこのMAIモデルで処理するよう切り替え始めているという。これまで同社は、Office 365の大部分がOpenAIとAnthropic両社のモデルによって動作していることをアピールしてきた経緯があり、方針転換とみられる。
サードパーティ製モデルの利用自体は継続する方針だが、自社AIエージェントの構築にも一段と注力する姿勢がうかがえる。7月7日付で報じたTechCrunchの取材に対し、Microsoftは「特にコメントすることはない」と回答している。
AI関連コストの高騰を受け、AmazonやUber、Meta、Accentureなど大手企業の間でも支出抑制の動きが広がっており、Microsoftの今回の動きもこうした業界全体の潮流の一部といえる。Bloombergが7月7日に報じ、TechCrunchが伝えた。