サイボウズは6月24日、北陸電力のkintone活用事例を公開した。北陸電力では、2024年1月にkintoneを全社導入し、7,000人の従業員が共通基盤として活用している。その結果、年間約3万時間の業務時間を削減したという。
導入から2年で、約750のアプリを開発
北陸電力は、毎年1回全社員が提出する申請書類の提出システムをkintoneで作成。これにより、全社員がkintoneを利用することになり、また、部門によって統一されていなかった承認フローが全社で統一され、部署異動によらず、全社員が同じ認識のもとで申請業務を進められるようになった。
その結果、社内でのkintone活用が定着し、導入から約2年で750のアプリが現場主導で開発され、年間約3万時間の業務時間の削減に成功した。
グループ会社にアプリを横展開
さらに、本社での成果を踏まえ、kintone導入の1年後にグループ展開が開始された。本社で開発した約20のアプリをグループ会社に横展開するほか、似た業務を行っている支店間で、効果のあった改善策を展開するといった動きも広がっているという。
現在では、本社およびグループ18社あわせて約7,000ユーザーがkintoneを活用している。
こうしたグループ展開を支えているのが、本社DX部門とIT関連のグループ会社の連携によって実現した、kintoneの教育・支援体制の集約・一元化だ。
教育面では、2025年度にはグループ全体で100回を超える勉強会を実施し、延べ1,200名が参加。このほか、事例発表会やアプリ作成のワークショップなども行い、過去の教育動画のアーカイブも公開している。
支援面では、問合わせフォームやFAQの共有などを通して、グループ全体の問い合わせ窓口も一本化した。
今後は、グループ各社の業務データが一元的に集まる基盤としてkintoneのデータベースを活用したAI活用なども視野に入れているという。

