Microsoftは6月2日(米国時間)、「Announcing Intelligent Terminal 0.1 - Windows Command Line」において、「インテリジェントターミナル(Intelligent Terminal)」バージョン0.1のリリースを発表した。

これは「ネイティブエージェント統合機能を備えたWindowsターミナルのオープンソース実験版」とされる。つまり、WindowsターミナルにAIエージェントを統合する取り組みだが、当面は独立したアプリとして開発を継続する方針が示されている。

  • インテリジェントターミナルの外観 - 引用:Microsoft

    インテリジェントターミナルの外観 - 引用:Microsoft

AIがコマンドエラーを検出して修正を提案

インテリジェントターミナルは、AIエージェントを統合したシェル開発支援向けターミナルアプリ。シェルの出力内容など現在のコンテキストを認識し、コマンドエラーの原因説明や修正方法の提案を行う。

ステータスバー左下の切り替えボタンをクリックすると、エージェントペインと呼ばれる対話画面を表示できる。この切り替えボタンの横には、コマンド失敗を知らせるインジケーター(警告アイコン)があり、これをクリックした場合においてもエージェントペインを呼び出せる。

主な機能は「自動エラー検出」で、コマンドの実行に失敗すると自動で前述のインジケーターを表示する。ユーザーがインジケーターをクリックするとエージェントペインが表示され、AIエージェントが事象の説明、修正方法などを提案する。

ユーザーは表示された提案から希望の動作を選択し、これを実行させることができる。このAIエージェントの動作は設定から調整可能とされる。

  • エラーを検出して修正方法を提案する様子 - 引用:Microsoft

    エラーを検出して修正方法を提案する様子 - 引用:Microsoft

Copilot以外のAIエージェントも利用可能

デフォルトのAIエージェントは「GitHub Copilot CLI」。他のAIモデルを希望するユーザーは、「Agent Client Protocol (ACP)」互換のエージェントから自由に選択可能だ。

Windows Terminalとは別アプリとして提供

インテリジェントターミナルおよびWindowsターミナルは、それぞれ独立したアプリとして提供される。インストールしてもWindowsターミナルが上書きされる心配はない。ただし、将来的な置き換えの可能性については確認できていない。

現在はGitHubにて開発が継続されており、興味がある開発者はIssueを送信することで開発に参加できる。また、Microsoftは使用感の意見を募集していると発表し、開発者以外の参加も呼びかけている。