IFSジャパンは、ドリームインキュベータ(DI)、電通総研と、製造業向けの生産管理・サプライチェーン最適化領域における協業開始を5月26日に発表。あわせて、DIと電通総研はIFSと戦略パートナー契約を締結している。
2026年内に3社合同による製造業向けセミナーを複数回開催する予定。また、DIにとって初のIFS関連プロジェクトとして、大手製造業におけるIFS導入に向けた構想策定支援もすでに進行中だという。
今回の取り組みは、ERP導入ではなく事業部主導のDX構想を出発点とし、標準機能を最大限活用した業務変革を実行・定着まで伴走する点が特長だと説明。戦略・実行・ITを分断せず、構想策定から実装までを一体で推進する体制により、短期間での成果創出と持続的な競争力強化を追求している。
この協業では、IFSが提供する産業特化型ERP「IFS Cloud」と、DIが培ってきた構想策定・経営戦略・事業変革支援の知見、電通総研が持つ豊富なERPシステム導入実績に基づく専門的ノウハウを組み合わせる。これにより、構想策定から業務変革・導入支援・導入後の運用保守までを一貫して支援し、企業価値の向上をめざす。
主な取り組みは以下の3点だ。
まず「IFS Cloud」を核とした、生産管理・サプライチェーン最適化ソリューションを3社で共同提案し、構想策定から定着までをシームレスに支援する。
次に、DIがDX構想・改革ロードマップ・実行計画などの上流工程をリードし、「IFS Cloud」に精通する電通総研と連携。実装後も含めたシームレスな推進体制を構築する。
そして、部品調達最適化・製造リードタイム短縮・在庫削減といったユースケースを共同開発。ワークショップやセミナーを通じて実践知を広く共有し、エコシステム全体での価値創出も推進する。
こうした取り組みの背景として、3社は「日本国内では地政学リスクの高まりや部品調達の多様化、グローバルサプライチェーンの複雑化といった急速な環境変化が生じている」と説明。構想策定から実装に至るまでの全体像を一貫して設計し、業務プロセスの可視化とリアルタイム最適化を通じて、製造業における構造的課題の解決と競争力強化を支援するとしている。
