Windows Latestは5月8日(現地時間)、「Microsoft reveals why some Windows 11 updates can take a while to install, even after a quick download」において、Windows 11の更新の適用に時間を要する理由をMicrosoftが説明したと伝えた。

Windows 11の一部の更新プログラムでは、ダウンロードが完了していても、その後の更新の適用処理に長い時間がかかることがある。この現象は毎回起こるわけではないため、かえってユーザーを不安にさせる原因になっている。

  • Windows Updateを実施しているとき、黒い画面のまま長時間処理が続くことがある

    Windows Updateを実施しているとき、黒い画面のまま長時間処理が続くことがある

更新完了まで長時間待たされるのは失敗か?

Microsoftは継続的にWindows Updateの改善に取り組んでおり、バックグラウンド処理の活用や差分更新技術の導入によって、以前に比べると更新にかかる時間は大幅に改善されている。AI機能の導入などの影響によって毎月の累積アップデートのパッチサイズは大きくなっているが、それにもかかわらず、通常であれば数分で適用が完了することが多い。

しかし、時には更新の完了まで長い時間待たされることもある。ユーザーを慌てさせるのは、更新の適用を完了するために再起動を行った際、黒い画面に更新中であることを示すメッセージが表示されたままなかなかデスクトップが立ち上がらないときだ。場合によっては処理が完全に止まっているようにも見えるため、更新が失敗したのではないかと不安になってしまう。

なぜ長時間かかるのか?自動回復が要因

Microsoftは、これは想定された更新プロセスによるものであり、特に不安を感じる現象ではないと説明している。Windows Updateでは、再起動時に更新ファイル展開、整合性確認、システム構成変更など複数の内部処理を実行する。この途中で何らかの問題が発生していることを検知した場合、バックグラウンドでスムーズなインストールを可能にするための追加の処理を行うという。

つまりWindows Updateは、軽微な問題に対してはエラーで更新を終了する代わりに、自動で環境を修復してユーザーの手を煩わせることなく更新を完了できるように努めているというわけだ。このバックグラウンドでの自動回復機能を導入したことにより、更新の成功率が向上したとMicrosoftはレポートしている。

Windows Updateはどう改善される? 一時停止機能も変更へ

Windows Latestは、MicrosoftがWindowsの更新の成功率を上げるだけでなく、Windows Update全体の信頼性やユーザー体験の向上に取り組んでいる点に注目している。例えば最近では、アップデートの自動適用の一時停止期間を無制限に延長できる機能をテストしている。現在の一時停止期間は最大5週間までとされており、期間が終了すると望んでいなくても自動更新を再開してしまうためユーザーからは不満の声が上がっていた。

スタートボタンの「シャットダウン」と「再起動」ボタンも改善される。Windows Updateで利用可能なアップデートがある場合、これまでは「更新してシャットダウン」と「更新して再起動」しか選ぶことができず、すぐにシャットダウン/再起動したいユーザーを苛立たせる原因になっていた。最新版ではこれが改善され、更新待ちの状態でも常に更新を伴わない「シャットダウン」と「再起動」ボタンを選択できるようになった。

Microsoftでは、Windows Update改善の取り組みについて、公式ブログの次の記事で詳しく解説している。

特に大型アップデート時は適用処理に長時間かかる場合があり、処理中に電源を切らず待機することが推奨される。