Windows Centralは5月27日(米国時間)、「Google’s AI Search is pushing users away, and Bing has a rare opening it has not seen in years. What happens next is up to Microsoft.|Windows Central」において、Googleが検索サービスへのAI機能導入を進める中、一部ユーザーから検索品質への不満が出ていると伝えた。同メディアは、こうした動きがGoogleから他の検索サービスへの移行につながる可能性があり、Microsoft Bingにとっては好機になり得ると指摘している。
Googleは「Google I/O 2026」において、検索サービスのAIモードに「Gemini 3.5 Flash」を導入すると発表した。検索クエリの意図をより深く理解する機能強化が図られている一方で、Windows CentralはAIによる検索結果が期待通りに機能しないケースがあるとして、検索品質への影響を懸念している。
GoogleのAI検索強化に批判も
Windows Centralの記者は「ますます役に立たなくなっているGoogle検索エンジンにおいて、AI検索を優先する方針が発表された」と述べ、Google I/Oで行われた同社の発表に厳しい評価を下した。
これはGoogle検索のAIモードに「Gemini 3.5 Flash」を導入し、AIが検索クエリからユーザーの意図を予測する機能強化を指しており、Windows Centralはこの変更を失策だったと評している(参考:「Google Search’s I/O 2026 updates: AI agents and more」)。
Windows Centralは、従来のAI検索についても不要な情報や誤った情報が表示されるケースがあり、ユーザーのストレスにつながっていたと指摘している。
Googleは検索体験の向上を目指したとみられるが、Windows Centralは検索クエリの予測機能について懐疑的な見方を示している。AIが検索クエリの一部を誤って解釈し、ユーザーの意図と異なる結果を表示するケースがあるという。
Google離れの兆候との見方も
DuckDuckGoは、Google検索への不満を背景に利用者が増加していると主張している。プライバシーの積極的な保護を主張する検索エンジン「DuckDuckGo」は次のように述べ、ユーザーの急激な増加を報告した。
「人々はGoogleのAI検索のオーバーホールに不満を漏らしているだけでなく、実際にGoogleから離れています。昨日だけで、米国における(DuckDuckGoの)週間インストール数は前週比30%も急増しました」
ただ、この急増は大海の一滴にすぎない。StatCounterの調査によると、2026年4月末時点の検索エンジンシェアは、Googleが約90%を占めたのに対し、DuckDuckGoは約0.71%に留まっている。単純に3割増加したとしても、シェア1%に満たない計算だ。
残された可能性はMicrosoft Bing
StatCounterの調査からも明らかなように、勢力図を塗り替える可能性がある検索エンジンは、2位につけるMicrosoft Bingだ。シェアは約5.14%と低調だが、他の検索エンジンよりも可能性は高いと言える。
この可能性を手中に収めることができるか否かは今後のMicrosoftの取り組み次第だろう。Windows Centralは、Microsoftがユーザーの期待に応える検索体験を提供できれば、シェア拡大の可能性があるとみている。
現状ではユーザー評価は芳しくない。それでもWindows Centralの記者は降って湧いたチャンスが訪れたと述べ、同社に果敢な取り組みを提案している。


