Neowinはこのほど、「10 quick tweaks that make Windows 11 a lot better - Neowin」において、Windows 11の日常利用を改善する設定を紹介した。

いずれも1分以内のクイック設定が可能と説明し、ちょっとした変更を加えるだけでWindows 11は快適になるとしている。

  • Windows 11が重いと感じたら見直したい基本設定を解説 出典:Microsoft

    Windows 11が重いと感じたら見直したい基本設定を解説 出典:Microsoft

Windows 11はどこを設定すれば快適になる?

Windows 11が「重い」「使いにくい」と感じる場合は、スタートアップやバックグラウンド動作、通知設定などを見直すことで改善できる可能性が高い。これらは短時間で変更できるが、体感速度や操作性に与える影響は大きい。

ダークモードは目の負担を軽減できる?

ダークモードは黒を基調としたカラー設定で、一般的に目への負担軽減や省電力化などが期待できるとされている。これらメリットについては否定する報告もあるため万人に推奨されるものではないが、実際に試してみて負担が軽くなったと感じられるのであれば意味のある設定といえる。

ダークモードを利用するには、設定アプリの「個人用設定」→「色」→「モードを選ぶ」から「ダーク」を選択する。速やかに画面表示が切り替わり、ライトモードとはまったく異なる雰囲気を体験することができる。なお、ダークモードではスタートメニューとタスクバーのアクセントカラー(背景色)も変更できる。

単純に目の負担を軽減したいだけなら、タスクバーのクイック設定(ショートカットキー「Win+A」)の「夜間モード」も有効だ。ブルーライト(青の発光色)を抑えることで画面全体を暖色系に調整し、目の疲労感を軽減できるとされる。

起動が遅い原因?スタートアップアプリを見直す

一部のアプリはインストール時に、ユーザーの管理外でスタートアップ登録を行うことがある。スタートアップはシステムの起動に合わせて自動的にアプリを起動する機能で、さまざまなメリットを提供する一方でリソース消費を増加させるデメリットもある。

そこでWindows 11ではスタートアップ登録しているアプリの一覧から不要なアプリを解除する機能が標準で提供されている。設定アプリの「アプリ」→「スタートアップ」から一覧を表示することができ、オフに変更することで自動起動を拒否できる。

すべてをオフにすればよいわけではなく、セキュリティソリューションなどの重要なアプリは「オン」の状態を維持することが望まれる。

バックグラウンドアプリはオフにすべき?

一部アプリはバックグラウンド(画面表示なし)で動作し、静かにリソースを消費する。この動作は設定アプリの「アプリ」→「インストールされているアプリ」→調べたいアプリの三点リーダーをクリック→「詳細オプション」をクリック→「バックグラウンドアプリのアクセスを許可」から調整することができる。

なお、一部アプリには「詳細オプション」が存在していない。これはアプリにバックグラウンド機能が搭載されていないか、または設定することができないことを意味している。

ウィンドウ整理を効率化するスナップアシストとは?

Windows 11は標準でウィンドウの自動配置機能「スナップアシスト」を搭載している。複数ウィンドウを並べて表示したいときに有効で、ウィンドウを画面の端に移動するか、最大化ボタンをマウスホバーするなどの方法でレイアウトの選択肢を表示可能だ。

具体的な設定や使い方などは「Windows 11の新機能「スナップアシスト」「ドラッグトレイ」の欠点を回避する設定 | TECH+(テックプラス)」にて解説している。

コピー履歴を使える?クリップボード履歴の活用法

Windowsはアプリ間の情報共有を実現する仕組みの1つとして、クリップボードを提供している。Windowsユーザーであれば誰しもが使用したことのあるコピーや貼り付け操作を実現する機能のことで、縁の下の力持ちと言える存在だ。

従来のクリップボードは1つの情報のみを取り扱い、新しい情報をコピーすると以前の情報が失われる仕組みだった。Windows 11からは機能が強化され、一度コピーした内容を保持する履歴機能が搭載されている。

クリップボード履歴は設定アプリの「システム」→「クリップボード」→「クリップボードの履歴」をオンにすることで利用できる。同一のMicrosoftアカウントを使用しているデバイス間では、クリップボードの共有にも対応する。

既定アプリは変更すべき?設定のポイント

デフォルトアプリはシステムに登録された優先的に起動するアプリを指す。メールのリンクをクリックすればWebブラウザが起動するように、システム全体でアプリの種類(URLスキーム)ごとに起動を優先するアプリを指定する。

デフォルトアプリの設定は設定アプリの「アプリ」→「既定のアプリ」から調整することができる。WebブラウザーであればHTTPおよびHTTPSを検索してアプリを指定する。

数年ほど前に、MicrosoftはWebブラウザーによるデフォルトアプリ登録を妨害したことがある。このときデフォルトアプリ設定の在り方について議論が起こり、この設定が注目を集めた。

通知がうるさいときはどうする?

Windows 11の通知領域(ショートカットキー「Win+N」)は設定アプリの「システム」→「通知」から調整できる。アプリごとに有効/無効を切り替えたり、通知の仕方を詳細に設定したりすることができる。アプリの通知に煩わしさを覚えたときに活用したい設定といえる。

Windows 11の設定はどこまで見直すべき?

Windows 11は標準設定のままでも十分に利用できるように設計されている。しかしながらユーザー体験を優先するあまり、煩わしい動作も散見されるのが実情だ。

そのようなシステムの動作は設定アプリ(ショートカットキー「Win+I」)から調整可能。設定アプリ上部の検索欄に関連する単語を入力すると、設定ページを速やかに発見できるように作られている。また、Copilot+ PCの場合は自然言語による問い合わせに対応し、AIエージェントによる設定の変更にも対応する。

今回はNeowinが提案する「日常利用を改善する設定」の一部を紹介した。設定アプリはこれらの他にも多数の設定を提供している。あらゆる調整を可能にするわけではないが、使いにくいと感じたときにユーザーの助けとなる可能性を秘めており、積極的に活用すべき機能と言える。