クラウド型アプリケーション統合プラットフォームを提供するWorkatoは11月5日、MCPプラットフォーム「Workato Enterprise Model Context Protocol(MCP)」、AIエージェント「Genie(ジーニー)」を国内において発表した。
Workato Enterprise MCPの概要
Workato Enterprise MCPを利用することで、MCPサーバを正確に設計し、既存のWorkatoレシピをMCPツールとして公開できる。ユーザーはローコードのインタフェースから設定可能な、数千ものビルド済みレシピとコネクタを利用可能。
IDとセキュリティはWorkato環境に統合されており、スコープ付きトークン、環境分離、機密性の高い操作のための承認ワークフローが活用されてる。MCPサーバには、レート制限、1回限りの配信、完全なガバナンスなどのAPI管理機能が装備されている。
具体的には、100個の構築済みの安全なサーバから、Atlassian Rovo MCPサーバ、Box MCP サーバ、Reddit、Salesforce、Workday、Okta、Shopify、Zendesk、Stripe、NetSuite、GitHub、Amazon Web Services Bedrock、カスタムAPIを選択して、即座にMCPサーバにすることができる。
Workato の#1 iPaaSにより、12,000以上のコネクタと900,000のコミュニティレシピを書き換えることなく、管理されたエージェント対応のスキルに変換できる。
Genieの概要
Genieは営業部門の見積もりCPQ作業や人事部門の入社オンボーディング手続きなど、主要業務を処理できるように設計された、構築済みのAIエージェント。Workato ONEプラットフォーム上に構築され、Workato GOを通じて展開される。
AIエージェントのラインアップは以下の通り。
Sales Genie:チームが迅速に取引を成立させ、営業サイクル全体を通してより正確に業務を遂行できるよう支援する
Support Genie:迅速にチケットの問題を解決し、よくある問題を回避し、より良いカスタマーエクスペリエンスを提供する
IT Genie:サービスリクエストを自動化して解決のスピードを高め、運用上のトラブルを軽減する
Marketing & SDR Genie:パフォーマンス予測、アウトリーチのパーソナライズ、営業支援コンテンツの作成を行う
Customer Experience (CX) Genie:顧客ライフサイクル全体を通して、強固な関係を築き、より良い成果を実現する
HR & Recruiting Genie:採用プロセスをスピードアップし、オンボーディングを改善し、従業員エクスペリエンスを強化する
Security Genie:セキュリティ体制を強化し、コンプライアンスを確保し、監査を効率化する
