茨城県つくば市にある物質・材料研究機構(NIMS)。その名のとおり、日本の材料研究をけん引する機関だ。今回はその一角にあるクリープ試験場にお邪魔した。
クリープ試験とは、火力発電施設のボイラーやタービンに用いられる金属などの耐久性を調べるもの。試験片をヒーター内で数百度まで加熱し、重りでただひたすらに引っ張り続ける。林立する試験機の数は500台。その1つ1つで、音もなく試験が行われている。
試験の開始は1969年。2011年にはある試験片の総試験日数が1万4868日に達し、ギネス世界記録にも認定された。この栄誉も通過点だと言わんばかりに、試験機たちは今も不眠不休で試験を続けている。プラントの安全は、働きものたちの途方もない試験によって支えられているのだ。
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