住友ゴム工業と三菱ケミカルは、タイヤの主原料のひとつであるカーボンブラックの資源循環の取り組みで協業を開始すると1月30日に発表。コークス炉を活用し、タイヤ由来の再生材料から生産した資源循環型カーボンブラックを販売するのは世界初だという。

今回の協業で、住友ゴムはタイヤの製造工程で発生するゴム片や、使用済みタイヤの粉砕処理品(再生材料)を三菱ケミカルに供給。三菱ケミカルがそれらの再生材料を原料の一部として、石炭と混ぜてコークス炉に投入してケミカルリサイクル(使用済みの資源を化学的に分解し、原料に変えてリサイクルする方法)を行い、得られたタールからカーボンブラックを生産する。こうしてできた資源循環型カーボンブラックを、住友ゴムが生産するタイヤの原料として使う。

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