GMOインターネットグループでインターネット上の集客サービスを展開するGMO TECHは1月10日、韓国法人「GMO-Z.com TECH KR, Inc.」を設立したことを発表した。

今回、設立が発表されたGMO-Z.com TECH KR, Inc.は、韓国国内で、アフィリエイト事業と決済サービス事業を展開する方針。GMO TECHは、韓国法人設立により、現地市場の特性を生かしたプロダクトを提供するとともに、事業のグローバル展開を推進し、海外売上の拡大を目指す。

  • 「GMO-Z.com TECH KR, Inc.」ロゴ

    「GMO-Z.com TECH KR, Inc.」ロゴ

新会社設立の背景と目的

GMO TECHは、中期経営方針において、アフィリエイト事業と決済サービス事業におけるグローバル展開を掲げており、「海外アプリの取り扱い案件数No.1のASP」を目標として活動している。

韓国はアプリ内消費額が今後大きく伸びると予想され、海外のアプリパブリッシャーからも注目される市場となっている。今回、この成長市場への本格参入を図るため、韓国法人を設立した。

また、GMO TECHが新たに提供を開始した決済サービスである「GMOアプリ外課金」のグローバル展開においても、韓国は需要な拠点となることが予想されている。

アジアを起点として、段階的にターゲット国を拡大していく想定であり、同社では韓国を最初のフィールドと位置づけているという。

今後の見通し

今後は、アプリ利用率や広告需要が高いとされるアジア有数のデジタル市場である韓国において、GMO TECHのアフィリエイトサービスである「GMO SmaAD」を活用し、ゲーム、エンタメ、ヘルスケアなど多様なジャンルのアプリ事業者を対象に、効果的なユーザー獲得と収益化を支援したい構え。

さらに今後は、GMOアプリ外課金を含む多様な決済ソリューションの提供を視野に入れ、アプリ開発者やマーケターにとって価値あるプラットフォームの構築を進めていきたい方針。

特に、同社の強みである柔軟な広告運用体制や、パートナー企業とのシナジーで、韓国市場における配信案件数の拡大を目指す。

GMO TECHは、今回の韓国子会社設立を海外事業展開における重要な第一歩と位置づけ、これを契機としてアジア全体へのサービス拡充、およびグローバルな事業展開を加速していきたい考え。