GMOインターネットグループのGMOメディアは9月11日、paizaと連携して、高校生のプログラミング教育や教員の教務DX(Digitalトランスフォーメーション)への支援を強化することを発表した。
連携の背景
文部科学省の学習指導要領改定の一環として、2020年度から小学校、2021年度から中学校でのプログラミング学習が必修となり、高校の教育課程においても、2022年度よりプログラミングが学習内容となる科目「情報Ⅰ」が必修となり、2025年度には大学入学共通テストにも追加される。
しかし、高校生へのプログラミング教育に対しては、専門知識を持つ教員の不足や、学習教材の準備など、教育現場では多くの課題を抱えているという現状がある。
このような課題を解決すべく、これまでGMOメディアでは「コエテコStudy byGMO」を、paizaでは「paizaラーニング 学校フリーパス」をプログラミング教育を支援するサービスとして、各社が教育現場へ無償提供してきた。
今回の連携により、まずは2024年9月を目途に、両社のサービス利用者に向け、プログラミング教育に関する最新情報の提供をメールマガジンやサービスサイトなどにおいて開始する予定。
連携内容
具体的な連携の内容としては「両社のサービス利用者へ両社のプログラミング教育に関する最新情報を提供」「両社のサービス利用者へ向けたキャンペーンやイベントの検討」「両社サービスの強みを生かしたコンテンツ制作の検討」の3点が挙げられている。
GMOメディアとpaizaは、今後も協力体制を強化し、より多くの高校生がプログラミング教育の楽しさを実感できるサービス開発を進めることで、教務DXの促進やプログラミング教育に関する情報による、プログラミング教育の支援強化につながることを期待している。 また、大学入学共通テストへの情報Ⅰの追加を見据え、受験対策としても活用できるサービスの提供を目指す方針。
なお今後は、キャンペーンやイベント実施や、新たなコンテンツの制作などを検討し、両社の強みを生かした高校生へのプログラミング教育支援と教員の教務DX強化を図っていく構え。