ウイングアーク1stは6月25日、BIダッシュボード「MotionBoard」でコンテンツクラウド「Box」のデータと連携し、基幹システムやDWH(Data WareHouse)のデータと統合、可視化する連携ソリューションの提供を発表した。
「Box」のコンテンツデータを基幹システムデータと紐づけ、「MotionBoard」で表示可能に
「MotionBoard」は、ウイングアーク1stのデータの集計・分析・可視化BIツール。一方の「Box」は、画像や動画、レポートなどの非構造化データを管理するプラットフォームで現在世界において97,000社の企業が導入するなど広く利用されている。今回の連携により、基幹システムなどの構造化データと「Box」上の画像や図面などの非構造化データを関連付け「MotionBoard」上で分析データと共に表示することも可能になる。「MotionBoard」での「Box」データの検索、プレビュー、ダウンロード、アップロード他、「Box」データのCSVやExcelファイルをデータソースして集計・可視化するファイルコネクタ機能などが提供される。「MotionBoard」から「Box」内のメタデータを検索実行するアダプターの提供は7月頃を予定しているという。
同社では非構造化データを扱うことが多い製造業の品質管理部門や建設業の施工管理部門などでの活用を想定、基幹システム内の受注番号や工事番号データ等をキーにBox内の画像データと関連付け、MotionBoard上の売上データ分析画面から図面や製品写真、請求書などを閲覧するといった使用法を紹介している。