KDDIは4月19日、経済安全保障推進法に基づく特定重要物資である「クラウドプログラム」の供給確保計画について、経済産業省から認定を受けたとして、生成AI開発のための大規模計算基盤の整備を開始することを発表した。
今後4年間で1000億円規模の投資を行い、2024年中に計算基盤の先行稼働開始を目指す予定。3月に資本業務提携を発表していたELYZAと共に取り組む高性能なLLM(Large Language Models:大規模言語モデル)や領域特化型LLMの開発を加速するとのことだ。
さらに、2023年11月に開始した「MUGENLABO 生成AI活用支援プログラム」をはじめとするスタートアップ支援プログラムを通じて、高レベルのLLM開発にチャレンジする研究機関やスタートアップなどに対して、計算基盤を提供する。同社は国内スタートアップと大企業による生成AIの共創事例の創出を通じて、国内における産業競争力強化や生成AI開発力強化に寄与する。