三井不動産は3月22日、食の事業開発におけるプロセスをワンストップで支援し、食のイノベーション創出を推進するプラットフォーム「&mog by Mitsui Fudosan」(以下、&mog)を立ち上げることを発表した。

同日には公式サイトをオープンし、協力パートナーとの共創を通じて食のイノベーション創出を目指す参加者を募集する。日本橋再生計画に取り組む同社が、ライフサイエンスや宇宙に続いて「食」の産業創造へ着手する。

食のイノベーションを創出するプラットフォーム「&mog」

&mogでは、同社が運営する街の「ハード」と、地元飲食店や商社などの20以上のパートナーと連携した「ソフト」を活用して、事業コンセプト設計から都市実装まで5つの事業開発フェーズに応じたソリューションを提供する。日本橋を起点とした食のイノベーション創出を通じて、街の魅力向上につなげるとともに、日本の食産業や食文化を世界に向けて発信することを目指す。

  • プラットフォームのイメージ

    プラットフォームのイメージ

プラットフォーム展開の背景

三井不動産は2019年に発表した「日本橋再生計画 第3ステージ」の「新たな産業の創造」において「食」を戦略カテゴリーとし、地元飲食店や食品メーカーなどと連携して食の魅力を発信してきた。

今回は日本の食産業や食文化の維持と発展に貢献するため、「街で育む、未来の食」をキーワードとして、食の事業開発をワンストップで支援するプラットフォームである&mogを始動する。

このプラットフォームでは日本橋~八重洲エリアにおける街のハードと、パートナーと連携したソフトの両面から場とコミュニティを提供し、食の事業開発を支援するとのことだ。担い手不足やフードロスなど、食産業が抱える社会課題の解決に貢献する。