USEN&U-NEXT GROUPのUSEN-ALMEXは5月13日、クリニック向け案内ロボット「ATOI-PLUS(アトイ プラス)」の販売を開始したことを発表した。同社が2025年から販売している自律走行可能なクリニック向け案内ロボット「ATOI」に新たにAIエージェントを搭載し、判断機能を追加した。

受付登録から問診取得、次回予約から会計案内までの業務フローをAIが判断しながら自動化することで、スタッフの業務負担の軽減に寄与する。

  • ATOI-PLUSの使用例(ヘッドカバーはオプション)

    ATOI-PLUSの使用例(ヘッドカバーはオプション)

販売の背景・目的

近年は少子高齢化が進行し、高齢者の人口増加がピークを迎える「2040年問題」が深刻な課題となっている。日本の総人口における65歳以上の高齢者の割合が2024年には29.3%であるのに対し、2040年には34.8%になるとの推測もある(内閣府「令和7年版高齢社会白書」)。

これに伴い、医療・クリニック業界では需要増加と人手不足への対応が急務となっている。特に、小規模で運営されるクリニックにおいては、問い合わせ対応や事務作業に追われるなど、本来の専門業務への対応が困難となり、スタッフ一人当たりの業務負担は増大している。

こうした課題に対し、USEN-ALMEXはクリニック向け案内ロボット「ATOI」に新たにAIエージェントを搭載した「ATOI-PLUS」の販売を開始し、スタッフの業務負担の軽減と人手不足の課題解決を支援する。

  • ATOI-PLUSの機能

    ATOI-PLUSの機能

ATOI-PLUSの利用イメージ

受付では、受付に設置されている「ATOI-PLUS」のディスプレイに患者が必要な情報を入力し、選択した座席に着席する。ここでは、 来院人数 / 待合室での座席位置 / 初診または再診 / 発熱有無 / 症状などを選択または記載する。

問診が必要な場合には、自動で「ATOI-PLUS」が座席に向かい、患者がディスプレイで回答。診察室案内時には、「ATOI-PLUS」が患者の席に向かい診察室への案内を表示する。

各種検査や施術に必要な説明と許諾取得においては、スタッフの指示の下で「ATOI-PLUS」が代行可能。次回予約取得や会計案内も、自動で「ATOI-PLUS」が案内を出す。

  • 従来の「ATOI」と「ATOI-PLUS」の違い

    従来の「ATOI」と「ATOI-PLUS」の違い