全国の中学生が理科や数学などの知識や活用力を駆使して競う「第11回科学の甲子園ジュニア全国大会」が兵庫県姫路市で開かれ、香川大学教育学部附属高松中学校、 同附属坂出中学校、県立高松北中学校からなる香川県代表チームが優勝した。主催する科学技術振興機構(JST)が10日発表した。

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    優勝した香川県代表チーム=10日、兵庫県姫路市

予選である都道府県大会には計2万6369人の生徒が参加登録。各都道府県で選抜された約6人ずつが代表チームを構成し、計277人が全国大会に臨んだ。8日に開会式、9日に競技を実施。理科や数学などの複数分野に関する知識と活用能力を駆使し、さまざまな課題に挑戦した。筆記競技と2種目の実技競技の得点を合計した総合成績により、優勝は香川県、2位は宮崎県、3位は愛媛県代表チームに決まった。

共催する兵庫県教育委員会の村田かおり教育次長は10日の表彰式で「皆さんが仲間と取り組んだ姿、考え方が次の世の中につながっていく。新たな科学の力と面白さ、仲間と共に考え、支えることの素晴らしさを実感して頂けたと思う。チームの絆、全国で知り合った皆さんとの絆を深めていって頂きたい」と呼びかけた。

来賓の盛山正仁文部科学相は「皆さんが生きていく社会は、さまざまな地球規模の課題に直面する。解決には、柔軟な発想力を持ち自分でよく考え、協力して立ち向かう意欲と能力を持った人材が不可欠。科学への好奇心を持ち続け、問題解決の先頭に立つ人材として活躍されることを期待している」と映像であいさつした。

2020年12月に予定された第8回が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を受け中止。翌年は各都道府県会場で筆記競技のみ実施した。前回は昨年12月、無観客で実地開催。今回ようやくコロナ禍前の通常プログラムに戻り、会場の姫路市文化コンベンションセンター・アクリエひめじに多くの観客が来場した。大会の模様はネットで中継された。

大会は高校生を対象とした「科学の甲子園」の中学生版。科学と生活のつながりに気付き、科学を学ぶことの意義や楽しさを実感できる場を提供しようと2013年に創設された。第12回は来年12月中旬、姫路市で開かれる予定。

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