TOPPANは11月14日、ユーザーの曖昧なニュアンスを直感的なスワイプ操作で入力できる「ニュアンスレコメンダー」を開発し、同日より提供開始することを発表した。

  • 「ニュアンスレコメンダー」イメージ (c)TOPPAN Inc.

    「ニュアンスレコメンダー」イメージ (c)TOPPAN Inc.

「ニュアンスレコメンダー」は、横長の大型のスクリーンを左右スワイプする横長タッチ式サイネージ。質問に対して「Yes/No」の2択だけでなく、横長のサイネージに質問コンテンツを表示するため、回答に濃淡をつけることが可能。回答時のスワイプの距離だけでなく、回答までの時間やスワイプの速さなど、複数の指標を用いてさまざまな回答パターンを想定可能。

  • 重みづけ測定イメージ (c)TOPPAN Inc.

    重みづけ測定イメージ (c)TOPPAN Inc.

また、横長のサイネージの形状を生かして商品棚などの近くにサイネージを設置できるため、サイネージの回答結果がそのままレコメンド商品を指し示すことが可能。実際にレコメンドされた商品が近くにあることで、手元のスマホで体験するよりもサイネージ利用後の購買を促進させることができるとしている。

  • 商品陳列棚展開イメージ (c)TOPPAN Inc.

    商品陳列棚展開イメージ (c)TOPPAN Inc.

提供価格は、システム利用が100万~、ハード単価が15万~(サイズやデザイン、他技術との組み合わせなどによって変動する)。TOPPANは、セルフ購入をする売り場で複数の商品を展開している化粧品/香水/嗜好性食品・健康食品・菓子/飲料・アルコール/美容家電などを販売するメーカーや流通業界に向けて、2028年までに10社で展開し、関連受注を含めて5億円の売り上げをめざす構えだ。