YE DIGITALは北九州市の2つの病院にモビリティサイネージクラウド「MMvision」を設置し最寄りバス停の運行情報を表示、通院する高齢者等の利便性やバス待ち環境向上などを検証する実証実験を10月17日より行う。

モビリティサイネージの利用イメージ

モビリティサイネージの利用イメージ(同社資料より)

北九州市小倉北区の北九州市立医療センター、同じく北九州市八幡東区の北九州市立八幡病院で2022年10月17日から約半年間実施される実証は、病院内の待合スペースにモビリティサイネージクラウド「MMvision」(屋外・屋内対応32インチ)デジタルサイネージを設置し、西鉄バス北九州提供の最寄り駅やバス停の時刻表及び運行情報他、病院からの来院者への注意喚起などの院内情報を表示する。また、アンケートフォームへつながるQRコードを表示させ、これを回収しサービス利便性の検証を行う。病院の待合スペースにサイネージを設置することで、寒暖が厳しい季節や風雨の環境下の屋外でバスを待つリスク回避、スマートフォンを持たない高齢者などでもバス運行情報への気軽なアクセスが見込める。公共交通機関の利便性を向上させることで、高齢者の免許返納を促す効果なども期待している。

モビリティサイネージクラウド「MMvision」は、デジタルサイネージに通常の広告やお知らせ以外にも公共交通機関の交通情報を配信できる情報配信プラットフォーム。「ヒト」「サービス」と「移動」の一体的な運用を目指し、現在も開発が進められている。