ジェイアール東日本企画(jeki)は4月26日、車内サイネージにおけるコンテンツ放映についての調査を実施したことを発表した。調査対象は、関東一都三県に住む15~59 歳の男女 1000名。

調査対象となるオリジナルコンテンツは、ニューズピックスと連携して企画・制作し、トレインチャンネル(ドア上サイネージ)にて3 カ月間の試験放映をしたもの。

放映されたコンテンツは、「FACTGRAPH」という絵で見る経済ニュースと「仕事の豆教養」というパワポ芸人の豊間根青地氏がパワーポイント作成のコツを 45 秒で解説するというものの計2本。

  • コンテンツのイメージ

調査の結果、コンテンツの興味関心は8割を超え、通常の広告(交通広告共通指標策定調査における興味関心度)と比較し25ポイント程度上回る結果だったという。

  • コンテンツの興味関心度 引用:車内サイネージにおけるコンテンツ放映についての調査

またコンテンツに対する感想では、いずれのコンテンツもビジネスパーソンのスコアは「つい見てしまう」が最も高い結果となった。同社は、この結果について移動中の「スキマ時間」というモーメントで受け入れられるコンテンツとなったのではないかとの見方を示している。

クリエイティブ認知は、バレンタイン時期に放映した「チョコレート消費量」のテーマが5割程度と最も高く、「睡眠時間ランキング」、「サッカーW杯カタールの開催費」が3割程度で続く結果に。イベント事との親和性の高さや、旬なトピックスに関するテーマの認知が高い傾向にあることが分かったという。

「言葉が多いと読みづらい」「テンポが速く内容が伝わらない」という電車空間ならではのクリエイティブに関する課題も明らかになったとのことだ。