Free Software Foundation(以下、FSF)は現地時間2023年2月20日、GNU Linux-libre(リブレ) バージョン6.2の完成をメーリングリストで報告した。Linuxカーネルの完全かつフリーなソースコードを目指し、2008年からGNUが取り組んできたプロジェクトの一つ。Linuxカーネルのメインライン(非安定版)となるバージョン6.2向けのla quinceanera(開発コード名)用パッチコードやバイナリーは、FSFのサイトから入手できる。

公式サイトに掲載されたマスコットキャラクターのFreedo

メールを投稿したAlexandre Oliva氏は「LinuxはソースレスのバイナリーBLOBを導入し、疑似ソースとしてエンコードされたバイナリーオブジェクトコードを運んできた」と指摘しながら、バージョン6.2でAMD Radeonに代表されるBLOBリクエストをクリーンアップしたと公式サイトで変更内容を説明した。FSFが運営するRPM FreedomFreesh Projectでは、パッケージシステムとしてdebやrpmを使用するLinuxディストリビューション向けパッケージも配布している。