Windows Centralは6月10日(現地時間)、「I took a look at Windows 11’s new eye‑strain reduction feature called 'Screen tint' - here’s how it works」において、MicrosoftがWindows 11向けに新しいアクセシビリティ機能「画面の濃淡(Screen Tint)」をテスト中であると報じた。これはWindows 11の画面全体に色付きのオーバーレイを適用する機能で、目の疲労軽減と視認性の改善を目的としている。
デスクトップ全体に色付きオーバーレイを適用
現在、Windows Insider ProgramのExperimentalチャネルに参加している一部のユーザーのWindows 11には、設定アプリの「アクセシビリティ」ページに「画面の濃淡」という項目が追加されている。これはWindowsのデスクトップ全体に指定した色のオーバーレイを表示することで、ユーザーにとって目に優しく視認性の高い画面に調整するという機能である。
ユーザーは6種類のプリセットカラーから好みの色を選択できるほか、任意の色を指定するカスタム設定も利用できる。さらに、オーバーレイの強さを調整するスライダーも用意されており、周囲の明るさや個人の好みに応じた細かな設定が行えるようになっている。
デフォルトでは無効化されており、「目の疲れを軽減し、視聴の快適さを向上させるために、ディスプレイにオーバーレイを表示する」のトグルスイッチを「オン」に変えることで有効化できる。
カラーフィルターや夜間モードとどこが異なるのか
Microsoftはすでに「カラーフィルター」や「夜間モード」といったデスクトップの視覚効果の調整機能を提供しているが、「画面の濃淡」はそれらとはいちづけが異なる機能だという。カラーフィルターは色覚特性を持つユーザーの支援を主な目的とした機能であり、夜間モードは暖色を使用することでブルーライトを抑制する機能だ。
一方で「画面の濃淡」は視覚的な快適性の向上に重点を置いており、システム全体に統一した色調を適用できる点が大きな特徴。スクリーンを眺めたときの快適な色調には個人差がある。「画面の濃淡」ではユーザーが好きな色を選択できるようにすることで、個人にとってもっとも快適なスクリーンを実現する。
なお、カラーフィルターと「画面の濃淡」は同時に利用できないため、一方を有効化すると他方は無効になる。
目の疲れやまぶしさに応じて色を選択可能
「画面の濃淡」には6種類のプリセットが含まれており、用途や好みに応じた表示環境を構築できる。Windows Centralでは、それぞれ次のようなおすすめの用途を提案している。
- アンバー: 長時間のディスプレイ使用に適している
- ローズ: 蛍光灯や片頭痛の誘因に敏感なユーザー向け
- 黄: 読書時の視覚的な負担を軽減する
- 青: 明るい環境でのまぶしさに敏感なユーザー向け
- 緑: 白背景の刺激を和らげる
- 灰色: 高コントラストのディスプレイが疲れやすいと感じるユーザー向け
「画面の濃淡」は派手な新機能ではないが、長時間PCを利用するユーザーや、画面のまぶしさに悩むユーザーにとっては実用性の高い機能といえそうだ。

