クロスゲームズは12月26日、品質保証での業務効率化と品質向上を目的としたテスト管理ツール「CrossQualia(クロスクオリア)」を2023年1月から提供開始することを発表した。

同サービスは進捗確認や業務効率化のために必要なデータを一覧表示する「ダッシュボード」をはじめ、「テストケース管理機能」「BTS(Bug Tracking System)」「通知機能」などの連携により、これまで分析が難しかったデータの取得とスムーズなテスト実施を支援するという。

  • CrossQualiaの提供を開始する

    CrossQualiaの提供を開始する

BTSやスケジュールを一元管理可能であり、不具合があった場合の即時チケット発行や、テスト項目の消化、スケジュールの進捗をダッシュボードで管理できるようになる。テスト項目数と進捗率は各画面でグラフ化され、日々のペース管理や問題箇所の把握もサポートするという。

テストが終わった項目を後から利用できるので、施策ごとの管理や比較分析を行うテスト設計者も使えるテスト管理ツールとなっているようだ。

  • 進捗や不具合を可視化して管理可能

    進捗や不具合を可視化して管理可能

またテストケースと不具合報告を一元管理することで通知を管理でき、検証する際に障害になった項目に対して「データが異なる」「検証が行えない」「仕様書と違う」など、テスト管理者やテスト設計者への報告もツール内で完結する。

  • 障害発生時に内部コメント機能で報告できる

    障害発生時に内部コメント機能で報告できる

管理ツール内の項目数、不合格数、チケット数はダッシュボードで表示され、この数値を次の施策に活用することで、テスト設計の改善やスケジュールの調整にもつながる。Ver2.0以降では、検証結果に基づいたテスターの能力を「テスターパフォーマンス」として定量的に表示するとしている。