米Cloudflareは9月21日(現地時間)、日本、オーストラリア、インドでの「Data Localization Suite」の提供開始を発表した。同サービスは、企業の欧州でのデータローカライゼーションの要件・規制準拠を支援するために2020年に提供開始されたものだ。

同サービスにより、ISO 27001、ISO 27701、ISO 27018といったプライバシー保護とセキュリティ認証の国際規格や国ごとのデータローカライゼーション規制に準拠した形で、国内のデータの移動先やアクセス権に関するルール、コントロールなどを設定・制御できる。

同サービスでは、トラフィックを検査するデータセンターのロケーションを選択できる。「Cloudflare Geo Key Manager」を使用すれば秘密鍵の保管場所も選択可能だ。また、WAF(Web Application Firewal)、ボット管理、DDoS攻撃対策などのセキュリティ機能も備えている。

開発者がアプリケーションを構築する際には、「Jurisdiction Restrictions for Workers Durable Objects」を使用することで特定の地域限定のサーバーレスアプリケーションも構築可能だ。