NECは7月28日、電気・電子機器の開発製造受託サービス(ODM)事業および製造受託サービス(EMS)事業を行うNECエンベデッドプロダクツの全株式を、プリント基板製造などの事業を展開するメイコーに譲渡すると発表した。株式譲渡時期は2022年9月末を予定している。

なお、NECブランド製品として販売しているドットインパクトプリンタ/ラベルプリンタについては、NECエンベデッドプロダクツにて製造を継続し、従来どおりNECブランド製品としてNECより販売を継続する。

NECエンベデッドプロダクツは2001年の創立以来、車載向けCMOSセンサカメラモジュールや産業機器向け液晶タッチデバイスなどの電気・電子機器の受託開発、製造を行ってきた。今回の株式譲渡は、NECの「2025中期経営計画」に基づく事業ポートフォリオの見直しの一環となる。NECエンベデッドプロダクツについては、グローバルでODM/EMS事業の拡大に注力するメイコーの下、シナジー創出により競争力を強化し、中長期的な事業成長を目指すことが望ましいと判断したという。