イー・ラーニング研究所は5月30日、学校および学習塾などを対象に配信する小中学生向け動画教育サービス「スクールTV Professional Edition」について、学年やクラスごと、生徒ごと、動画ごとの学習状況を確認できる新機能を追加したことを発表した。

同サービスは全国の主要科目の教科書内容に対応した、動画教育サービスだ。約1000本の授業動画を掲載し、コンテンツには児童や生徒が能動的に学習に取り組めるアクティブ・ラーニングのメソッドを採用しているという。塾や教室の管理者は日々の子ども達の学習時間や解答結果などを管理画面から確認可能だ。

今回のアップデートにより、管理画面に、学年やクラス単位で一括して確認できる「動画視聴履歴」、生徒一人一人の学習状況を確認できる「生徒別集計」、各動画の学習状況を確認できる「動画別集計」の3機能が追加された。これにより、これまで以上に細分化した学習管理が可能になるため、学年やクラス、生徒ごとそれぞれに適した学習提供も実現される。

また、教科書会社名、学年、教科など各機能の一覧表示したい項目のカスタマイズや、教科書改訂前後での動画視聴状況の切り替え、抽出したデータのCSV形式でのダウンロードも可能だ。学習状況を多方面から可視化することで、生徒の学習状況や理解度の把握、グループ全体の学習傾向が管理画面から確認でき、教育者の業務効率化も見込めるとしている。