ダイキン工業とコワーキングスペースを運営するpoint0は、短時間で高い運動効果を目指した「低酸素ルーム」をコワーキングスペースに設置し、健康に与える影響を検証する実証実験を4月から行う。

  • コワーキングスペース設置される低酸素トレーニングルームイメージ(同社資料より)

実証実験は標高2,000メートルの酸素濃度を想定、通常の75%にあたる酸素濃度の「低酸素ルーム」で34名がトレーニングを行う。トレーニングは、ウォーキングマシンやフィットネスバイクで一回30分、週に1、2回程度実施。トレーニング期間は4カ月間で低酸素ルーム入退室時に被験者の体重や筋肉量、体脂肪率、血圧、肌の水分量などのデータを収集し、アンケートを行い効果の検証を行う。

  • ダイキン工業の「低酸素システム」(同社資料より)

    ダイキン工業の「低酸素システム」(同社資料より)

「point 0 marunouchi」(公式Webサイト)

「point 0 marunouchi」(公式Webサイト)

実証実験では、ダイキン工業の医療用酸素濃縮装置「ライトテック」技術で作られた低酸素ユニットを用意。被験者の生体情報の収集・分析を行い健康への影響を分析、評価する。point0は、同社が提供するコワーキングスペース「point 0 marunouchi」のスペースを提供、快適なトレーニングルーム環境の構築及び、サービス利用者やダイキン工業社員を対象に、被験者の募集を行う。

今回、実験スペースを提供するpoint0は、「働く空間の価値」を創出する目的で複数の企業が出資して設立され、「未来のオフィス空間」実現のため様々な実証実験を行っている。会員型コワーキングスペース「point 0 marunouchi」やサテライトオフィス「point 0 satellite」などの運営を行っている。