パナソニックは3月11日、2022年4月からの事業会社制に向け、2023年度採用計画を策定するとともに、新たな採用体系の導入を決定したことを発表した。事業会社ごとに選考を行い、初期配属の職種を確約するという。

パナソニックは2022年4月から分社化する。持ち株会社「パナソニックホールディングス」を新設し、その下に主力の家電や空調事業を引き継ぐ「パナソニック」のほか、自動車向け部品や住宅設備などを手がける8つの事業子会社が連なることになる。

  • 持株会社制移行後のグループ体制

そこで同社は各事業会社の競争力強化のため、各事業で必要とされる強みや個性を有する人材の確保を目指し、各事業会社による選考を新たに導入する。各事業会社におけるすべての職種について内定時に初期配属を確約し、自立したキャリア形成を促す。

また、選考コースや職種とのミスマッチを防ぐため、各事業会社の募集職種における具体的な仕事内容と求められる約140の要件を採用サイトに公開する。

同社は2021年度新卒採用より「通年採用」を本格化させており、2023年度新卒採用でも継続するとのことだ。