PFUは1月25日、ビジネス向けA4イメージスキャナー「fiシリーズ」6機種を、8年ぶりにフルモデルチェンジし、2月28日から出荷を開始すると発表した。

新たに発売するのは、ADFタイプの「fi-8190」「fi-8170」「fi-8150」、ADFとフラットベッド一体型の「fi-8290」「fi-8270」「fi-8250」となる。

  • 「fi-8190」

  • 「fi-8290」

「fi-8190」「fi-8170」は、それぞれ「fi-7180」「fi-7160」の後継、「fi-8290」「fi-8270」は、それぞれ「fi-7280」「fi-7260」の後継となる。

  • 新製品のラインナップ

新製品では新たに原稿積載枚数に応じて最適な分離トルクへ切り替える「自動トルク制御」を搭載(「fi-8150」「fi-8250」は除く)。これにより、大量の原稿をセットしても安定した給紙を可能にし、「fi-8190」と「fi-8290」では、給紙枚数が従来の80枚から100枚になり、読取速度も、従来の毎分80枚から毎分90枚に高速化した(「fi-8170」「fi-8270」は給紙枚数が100枚、読取速度は毎分70枚)。

  • 「自動トルク制御」

また、従来はステープル付きの原稿などを搬送した場合に、異常音を検知し搬送を止める技術(iSOP)を搭載していたが、今回、新たに「画像監視」技術を搭載した(「fi-8150」「fi-8250」は画像監視のみ)

  • 原稿保護機能

新製品では、「手挿し・単送モード」を新たに搭載したことで、複写帳票や糊付けされた書類、A3サイズの二つ折り原稿の読み取りに対応。さらに、パスポートや通帳、年金手帳などの厚さ7mmまでの冊子も、キャリアシートに挟む手間なくそのまま読み取ることができるという(特許出願済み、「fi-8150」、「fi-8250」は厚い冊子の場合はキャリアシートが必要)。

  • 「手挿し・単送モード」

また、原稿検知センサーが従来の1つから3つになり(「fi-8150」、「fi-8250」は1つ)、原稿が傾いて搬送された場合、センサーが原稿の先端を正確に検知して、最適なタイミングで読み取りを開始。さらに、傾きの角度から原稿の後端を認識し自動的に読み取り時間を延長。原稿の周囲に十分な余白を確保することで、欠けのない正確なイメージデータを生成することができるという。

  • 原稿検知センサー

さらに、レシートや伝票など小さな紙や、サイズが異なる原稿を混載してスキャンする際に散らばりがちな排紙をきれいに整頓する「スタッカーサポーター」をすべての新機種に搭載したほか、有線LANも新たに搭載した。

  • 「スタッカーサポーター」

そのほか、新機種はすべて無償保証期間が従来の1年から5年に延長されている。

価格(税込)は「fi-8190」が23万1000円、「fi-8170」が15万4000円、「fi-8150」が13万2000円、フラットベッド一体型の「fi-8290」がが36万3000円「、fi-8270」が23万1000円、「fi-8250」が19万8000円となる。