日本IBMは12月23日、三菱自動車工業のIT保守運用アウトソーシングを通じて、全体最適を維持しながらモダナイゼーションを進め、生産性向上とコスト低減を目指すと発表した。

三菱自動車は“Drive your Ambition"をブランド・メッセージに掲げ、新しい時代の到来に向けて、これまで培ってきた技術にさらに磨きを掛けるとともに、時代をリードする新しい価値を提供することで、もっと豊かなクルマ社会の実現を目指している。

厳しさを増す自動車業界においては、収益力の強化と持続的な成長が課題であり、これを支えるITシステムについても、高品質な安定稼働を維持しつつ、生産性向上とIT固定費の抑制を図ることができるIT変革が求められているという。

三菱自動車の次世代ITシステムは、個別に最適化されている既存システムを活かしつつ、全体最適を図るためのモダナイゼーションを進めていく。

具体的には、クラウドの活用を拡大させてハイブリッドクラウドの構築を検討し、柔軟なITインフラによるコスト構造へと改革を進めるほか、クラウドを活用することで企業外システムとの連携や新規ビジネスの迅速な開始が可能となり、企業競争力の向上を支援する。

また、構築や運用においてはオートメーションの拡大やオフショア活用をさらに促進させ、コストを抑えつつ、高品質かつ安定したITサービスの実現を目指す。

今回、両社は2020年10月から2025年9月までの5年間のITアウトソーシング契約を更改し、2002年から継続してきた長期にわたるパートナーシップを強化する。日本IBMは、顧客のDX(デジタルトランスフォーメーション)にともに取り組むことを推進しており、既存のITシステムの最適化により創出されたIT資源やコストをDXに展開し、ビジネス価値向上に取り組んでいく考えだ。