筆者のワークエリアでのWindows上での業務の大半は、動画ではなくテキストを扱うものだ。メールやエディタ、ブラウザで閲覧する対象物の大半が文章やコード、たまに画像を取り扱うことがあるといった感じである。
前回、目の負担を軽減を意図したナイトモードコマンド"nighteye"を構築した筆者であるが、これとは別にスクリーン全体を変化させながらも"超集中モード"を演出するコマンド作成を考えてみた。
プログラマや開発者が好んで使うカラーテーマである"ダークモード"がある。暗めの単色の背景にテキストを明るめの黄色や緑で表示するあれである。余計な背景ノイズを切り捨て、主たる文字やコードに集中できるためIDEやエディターからSaaSなどでのサービスにも実装されている場合があり、筆者もよく使う。
ハイコントラストをコマンド化する
Windowsにはハイコントラスト機能が備わる。可読性を高める機能だが、実質上これも似た意味合いを持つ"集中"機能と言える。白と黒中心にガラッとWindowsの見た目を変えられる機能だ。Windows 11でWin+Rで呼び出す「ファイル名を指定して実行ダイアログ」に
ms-settings:easeofaccess-highcontrast
と入力するとコントラストテーマが開き、4種類(水生、砂漠、夕暮れ、夜空)のテーマを選択できる。
前回のnighteye同様にこの画面をコマンド化するには、notepad $PROFILEで開くプロファイルにcontとコマンド名を付けて以下のようにする。
function cont {
start ms-settings:easeofaccess-highcontrast
}
PowerShell上の.$PROFILEで反映させて、contコマンドを入力すると以下のように開く。テーマ選択画面が開くので、トグルから選択して[適用する]を押すだけだ。
さらに個別のコントラストをコマンド化してしまう
上記の新コントラストテーマとは別に、C:\Windows\Resources\Ease of Access Themes\には旧ハイコントラストテーマがあり、これらはPowerShellから呼び出せる。
4つの中から黒(hcblack.theme)と白(hcwhite.theme)の両極ふたつをblack、whiteと命名。PowerShellからnotepad $PROFILEでプロファイルを開き、さらにこの2つを追加してみよう。こちらのファイルは Start-Processで起動できるので、それぞれ以下を
Start-Process "C:\Windows\Resources\Ease of Access Themes\hcblack.theme"
Start-Process "C:\Windows\Resources\Ease of Access Themes\hcwhite.theme"
をPowerShellのプロファイル追加して、以下のようにする。
PowerShellからwhite/blackコマンドを打ってみると、以下のようにそれぞれ呼び出せる。
戻すときには、最初に設定したcontコマンドでコントラストテーマを呼び出して、「なし」を選択することで戻る。
さて、使ってみての感想だが、エディタはもともとダークモードで仕様していたので大きな違いはないのだが、起動しているソフトの「メニュー」名にズバッと集中できる。不思議なものだ、さらにもっとも文章に集中するメールとブラウザとの相性は、極めて良い。この両方をハイコントラストで並べてつかってみたのは初めてであるが、集中しやすいことがすぐわかる。人によって、どれがいいかは異なるだろうが、Win+Rで即座にpwsh(パワーシェル)、blackコマンドもなかなかにエンジョイできる。








