オープンソースのDevSecOpsツールを提供を提供する米GitLabは4月28日、日本法人「GitLab Japan」を設立し、日本に本格参入することを発表した。日本のカントリーマネージャーには村上督(むらかみ・ただし)氏が就任した。

今後はセールス、チャネル、サービスなど各人員を拡充し、日本事業を拡大していくという。

今回、ゴールドマン・サックスなどから2億6000万ドルの資金提供を受けたことから、グローバル展開を加速。その一環で、日本にも本格参入するという。

村上氏は「日本に拠点がない中でもユーザーは増えており、このままでもいいという考えもあるが、ビジネス的なインパクトを与え、次のステップをもっていくためには、日本に拠点を置く必要ある。日本はシステムインテグレータに依存する傾向が強いので、SI、サポート面からも、再販も含めてSIerと一緒にやっていく必要がある」と、今後、SIerのパートナーを拡充していく考えを示した。

  • 日本のカントリーマネージャー村上督氏

GitLabの共同創設者兼 CEO であるシッツェ・シブランディ(Sid Sijbrandij)氏は、GitLabの優位点について、「企業は10以上の機能をそれぞれのアプリケーションを組み合わせながら利用しているが、アプリケーションどうしのやり取りや更新に多くの時間を割いている。GitLabはそれらを単一のアプリケーションで利用できるため、UI、データモデル、考え方を単一で提供するため、シンプルに利用でき、ソフトウェアのトレーニングも大幅に短縮できる」と語った。

  • GitLabの共同創設者兼 CEO シッツェ・シブランディ(Sid Sijbrandij)氏

  • GitLabの機能

なお、GitLabは、機能やサポートの違いでCore、Starter、Premium、Ultimateの4つ料金プランが用意されている。

  • GitLabの料金プラン