米GitHubは2月13日(インド現地時間)、子会社としてGitHub Indiaを設立したと発表した。アクティブなGitHub開発者数は全コミュニティの中でも3番目に多く、昨年には22%の成長を遂げており、設立によってインドの開発者や企業顧客向けサービスの強化とともに、現地開発者にこれまで以上に身近な存在になることを目指す。

GitHub Indiaのゼネラルマネージャーには就任したManeesh Sharma氏が就任し、顧客がDevOpsのベストプラクティスを大規模に取り入れ、1億件以上の各種プロジェクトで4000万人以上の開発者と協力できるよう今後数カ月にわたり、コミュニティ、エンジニアリング、販売、サポート、マーケティング、サービスなど各部門のチーム編成を行う予定だという。

過去1年間においてインドのパブリックリポジトリ数は75%増加し、インドの開発者コミュニティ内でコラボレーションが急増している。GitHub Indiaが開発者同士の関係を強固にし、開発者、メンテナー、企業の垣根を超えたオープンソース開発を推進していく。

また、インドには世界最大級の学生開発者コミュニティがあり、GitHub Educationではインドの学生を対象として、最大1000ドルを助成することで学生向けハッカソンを支援するなど、次世代開発者をサポートする。

インドのオープンソースコミュニティをサポートするとともに、SwiggyやArisGlobalなどGitHub Enterpriseで自社ビジネスを強化するソフトウェアの提携や構築を行うインド企業も増加しおり、GitHubは各種業界の企業と協力関係を築き、現代型のソフトウェアサプライチェーンと業界のベストプラクティスを活用しつつ、競争力の高いカスタマーエクスペリエンの実現をサポートするという。

また、GitHub Enterpriseのユーザーがソフトウェアを効率的に開発するためにチャネルパートナープログラムを拡大しており、各企業で異なるデジタルトランスフォーメーションの実現を可能にしている。