クラウドサービスは日進月歩で提供される機能が増えており、利便性も向上している。Office 365もそうしたサービスの1つだし、Google Driveもそうだ。Microsoft Excelの完全な代替はアプリケーションにもクラウドサービスにも存在していない。

Google スプレッドシートはMicrosoft Excelの代替としては使えないが、別のアプリケーションとして利用する分には便利なアプリケーションだ。現在、新型コロナウイルスの影響でテレワークへのシフトを進める企業が増えている。クラウドベースのサービスは以前よりも身近な存在になってきているのだ。

Microsoftがアプリケーションをクラウドサービスへシフトさせる取り組みを進めていることもり、遅かれ早かれ、現在デスクトップアプリケーションを使っているユーザーもいずれは強制的にクラウドサービスへ移行せざるを得ない可能性もある。予算が確保できるならOffice 365でよいが、そうでないならGoogle DriveやGoogle スプレッドシートは悪くない。使ったことがないのであれば、ぜひ一度使ってみてもらえればと思う。

ただし、企業で本格的に使用するなら、Google DriveやG SuiteなどでクラウドにアップロードされたデータをGoogleがどのように扱うかに注意しておいたほうがよいかもしれない。Googleサービスに囲い込まれることを避けたい場合も、Google Driveの採用はよく考えた方がよいだろう。しかし、試す分にはそれほど神経質になる必要はない。まずは、実際に使ってみてGoogleのオフィスソフトを体感してもらえればと思う。