Vivaldi Technologiesは2月12日(米国時間)、「Vivaldi 2.11 improves Pop-out video|Vivaldi Browser」において、WebブラウザVivaldiの最新版となる「Vivaldi 2.11」の公開を伝えた。Picture-in-Pictureでの動画再生の手入れをするなど使い勝手の向上が図られたバージョンとなっている。

Vivaldi 2.11の主な特徴は次のとおり。

  • ポップアウトビデオモード(Picture-in-Picture)の改善。動画の上にマウスを持っていくと、動画中央上部にポップアウトのアイコンが表示されるように変更されており、これをクリックすることで動画をフローティングウィンドウで表示させることができる。これまでよりも簡単にポップアウトへ移行できるようになった。動画を再生しつつ、他のタブで操作を行うといったことを実施できる
  • オペレーティングシステムの提供しているダークモード/ライトモードに対応。オペレーティングシステムの設定に合わせてVivaldiが使用するテーマを自動的に切り替えることが可能
  • F6およびShift-F6ショートカットキーによるフォーカスシフトの実現
  • Vivaldiで動画を再生すると、マウスホバー中に動画上部にポップアウト用のアイコンが表示される

    Vivaldiで動画を再生すると、マウスホバー中に動画上部にポップアウト用のアイコンが表示される

  • ポップアウト中の動画の再生様子。Vivaldiはほかのタブの操作が可能で、動画を見つつ作業できる

    ポップアウト中の動画の再生様子。Vivaldiはほかのタブの操作が可能で、動画を見つつ作業できる

  • オペレーティングシステムをダークモードに設定してあると、Vivaldiもダークモードで動作する

    オペレーティングシステムをダークモードに設定してあると、Vivaldiもダークモードで動作する

  • どのテーマを使用するかも細かく設定できる

    どのテーマを使用するかも細かく設定できる

主要WebブラウザのUI/UXがシンプル化に進み、どのWebブラウザも同じような見た目や設定に向かっていく中、Vivaldiはユーザーに設定という選択肢をもたらすことに価値を見出している。Vivaldiが提供する機能はほかの主要Webブラウザには存在しないものなどもあり、独自路線を進んでいる。